1月25日 水曜日 雪 室温 2℃
小説を書いていた掘りごたつからでて、書斎兼寝室に入ったところ、あまりの寒さに驚いた。
温度計の赤い柱も縮こまっていた。
室温2℃。
もしかすると、とカーテンを開けたところ雪で庭が真白。
2階の書斎にかけあがった。
「恋空」の観覧車のある千手山公園の樹木が樹氷となって今照りだした太陽の光をあびて輝いていた。
わが街には何もない。
観光資源として人を呼べるほどのものはない。
それがいいのだ。
素朴で平凡な田舎町の風情がいい。
朴訥で話しかけても返事のもどってこないところがいい。
引っ越し魔の半村良が老いてから住みついた街だ。
老後、一人静かに孤独を楽しみながら住むのにふさわしい街にわたしは住んでいると満足している。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
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