田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

今朝はゴミ出しの日。道は凍てついていた。 麻屋与志夫

2015-02-03 09:41:55 | ブログ
2月3日 火曜日

●寒い。

周囲にまだ雪が残っている。

雪の上を吹いてくる風。

寒い。

ゴミ出しの日。

黄色のポリ袋をさげて門を出た。

寒さのためにバイクのワダチのあとがくっきりと盛り上がっている。

かちかちに凍っている。

何を見ても、いっそう、寒さを感じてしまう。

●きょうは、T歯科に行く日だ。

府中橋から見る日光の山々キレイだろうな。

●あさっては、リリを動物病院に連れて行く日だ。

しかたない、また遁走されたらコトだから、

タクシーを利用しよう。

ほんとうに、リリごめんな。

いちどは、

こどもを産み、

育てるよろこびを味あわせてやりたいのだが。

パパの働きでは、ムリだ。

ゴメンな。

生まれた赤ちゃんも育てるとなると、ムリなのだ。

ゴメンな。

●さくやは、ホリゴタツで過ごした。

寒さは二階の書斎ケン寝室よりも暖かだ。

なにかアイデアが浮かぶと、

ガバッと起きあがり、

すぐにメモをとる。

それにはホリゴタツでねているほうが容易にできる。

●夜間。

ブラッキーはなんども外に出た。

数分でもどってきた。

やはり寒かったのだろう。

そのうちに夜が明けた。

きょうは、ゴミ出しの日だ。

そのうち、カミサンが起きだすだろう。

まだ風邪がなおりきっていない――。

ムリはさせられないな――。


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古い怪談のある栃木。いま新しい怪談誕生。恐怖、戦慄保証付き

栃木には大中寺の七不思議がある。特に『馬首の井戸』や、秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』は有名だ。―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)、1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。











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この冬一番の寒さだった。 麻屋与志夫

2015-02-02 08:45:52 | ブログ
2月2日 月曜日

●シャーベットのようだ。

緑色でざらざらとしている。

砕いた細かな氷のようだ。

●緑に色がついているのは「ポリデント」が入っているから。

そのために、ぴんと氷が張らなかった。

カップに指を入れ入歯をとりだす。

もちろん氷の冷たさだ。

えっ、今冬一番の寒さじゃないか。

洗面室のカップの水が氷るなんてはじめてだぁ!!!

●どおりで、昨夜は寒かった。

すっぽりと毛糸の帽子を顎のあたりまで下してかぶった。

それでも0度近い温度。

寒過ぎ。

一晩じゅう暖房をした。

ガラス戸の外は氷点下。

●子どもの頃は、もっと寒かった。

でも、スケート靴を肩に――。

田んぼに水を入れ、

凍らせた即製リンクにむかって家を飛び出したものだった。

そうそう、

いまの子は下駄スケートなんて見たことも、

聞いたこともないだろうな。

金もの屋さんで、エッジだけ売っていた。

鉄板をぶち抜いてつくったおそまつなものだった。

●わが家には、姉の赤茶色のスケート靴があった。

仲間の羨望の的だった。

ほかに靴で滑っていたのは、

石橋町の洋服屋のFくんくらいだった。

女の子は滑っていなかったように記憶している???

●入歯はとうぜんのことながら、

ひんやりと、

つめたかった。



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高等遊民には猫がよく似合う。  麻屋与志夫

2015-02-01 19:58:32 | ブログ
2月1日 日曜日

●「結婚するまで、あなたが、何で生活しているのか、わからなかった」

結婚して、何年過ぎてからカミサンがいったものだ。

カミサンの家はサラリーマンだった。

遊民にわたしが見えていたらしい。

まいにちぶらぶらして働いていない。

ように、

みえたのだという。

わたしが悠然としているので、

親に食わせてもらっているとでも、思ったらしい。

●たしかに、いまでもそうだが、

世間話はしない。

芸術全般。

ほとんど文学に関係あることしか話さない。

●小説をかくか、本をよむか、

その他のことではエネルギーを消耗しない。

疲れると猫のブラッキ―とたわむれている。

むるいの猫好きだ。

家にいて、

ほとんど動きのないわたしは猫みたいなものだ。

なんら生産的なしごとはしない。

遊民には猫がよくにあう。

●高等とつかないのには訳がある。

経済的にはみごとに自活し家族を養ってきた。

これは、わたしが、商人の出だからで、

お金を稼ぐ才覚があったからなのだろう。

●やっぱり、わたしは精神貴族。

だ。

ひとに寄生しなくても、

じぶんで堂々と生活してきた。

でも、心のもちかたは、遊民諸氏とまったく同じだ。

●若いとき、よく思ったものだ。

「ほくを養ってくれれば、五年でいい。かなりいい小説がかけるようになるのにな」

●遊民になる条件。

高学歴。

働いている時間がもったいない。

この時間に本をよみたい。

女の子にやさしいこと。

ハンサムであること。

ブ男はだめ。

話がおもしろいこと。

できれば、小説家修行中。

●デート~恋とはどんなものかしら~の巧くんにも、

作家への道を選んでもらいたいものだ。

もう筋は決まっているのだろうけど。

●寄生させてくれた、宿主に軽蔑されない意味でも、

巧くんには一流作家への道に進んでもらいたい。

と思うのは、

「もう期待するのに、つかれてしまったわ」

とカミサンにいわれたからだ。

それはそうだろう。

カミサンとしりあってから何年経っていると思うのだ。

もういいかげんで、あきらめたら。

いや、

まだこれからだ。

まだまだ。

死ぬまであきらめないのが、

精神貴族、

あるいは高等遊民の性だ。

●だよな。ブラッキ―。猫はニャンとも応えない。ジイッとGGの顔をのぞきこんでいる。



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老いてますます夢はふくらむ。 麻屋与志夫

2015-02-01 05:50:29 | ブログ
2月1日 日曜日

●フルタイム作家宣言をしてから三日が過ぎた。

月が変わって二月になった。

●宣言をしたからといって、

生活ががらりかわるわけではい。

今朝は四時に起きた。

あいかわらず、寒かった。

米を二合ほど研ぎスイッチをいれる。

カミサンがまだ風邪から回復したわけではないので、

水をおおめにした。

●「三億八千万年の孤独」の改稿。

書き足す事はあっても削ることはすくなかったのだが、

思いきって何ページも削除した。

なにか身を斬るようでつらいが、

いたしかたない。

私小説的で、思い入れのはげしい部分は、

全部ないものにした。

小説観が、書く上での方法がかわりつつある。

ともかく読みやすく、

はらはらどきどきしてもらえるように書きたいのだ。

●中学生は受験まぢか。

がんばっているかな。

二年生以下は期末テスト。

まだ、塾もやめた訳ではない。

みんな、がんばれがんばれと声援。

わたしも小説がんばるから。

週に四時間しか教壇にたたない。

それで、フルタイムの作家宣言をした。

でも、生徒がきてくれるうちは塾もつづける。

宇高志望の生徒でも入塾したくれないかな。

週に十時間ていどの授業なら、

このまま小説を書くことに全精力をかたむけていける。

老いてますます夢がふくらむなんてしあわせだ。



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