「あなたが目にした私は、霧中に照射した実体のない映像。そして私は実体のないプログラムなのです」
エリーはミツオの目を見ている。ミツオは言葉を失う。
「私のプログラム母体は、レベルE。権堂達によって開発されました」
「あんたプログラムだったのか。驚いたな。そんなあんたがどうして権堂を俺に探させている」
「現在、レベルEが組み込まれていないパソコンは存在しない。問題は私。プログラム・エリーなのです」
エリーは視線をおとした。
「私は隠されたウイルスとして眠っています。しかし権堂がコードを入力すれば、たちまちすべてのシステムが乗っ取られてしまいます」
「おいおい」
ミツオは唖然とした。
エリーはミツオの目を見ている。ミツオは言葉を失う。
「私のプログラム母体は、レベルE。権堂達によって開発されました」
「あんたプログラムだったのか。驚いたな。そんなあんたがどうして権堂を俺に探させている」
「現在、レベルEが組み込まれていないパソコンは存在しない。問題は私。プログラム・エリーなのです」
エリーは視線をおとした。
「私は隠されたウイルスとして眠っています。しかし権堂がコードを入力すれば、たちまちすべてのシステムが乗っ取られてしまいます」
「おいおい」
ミツオは唖然とした。