引き金にかかる指先がかすかに動く。
衝撃音と共にミツオがこの部屋に入ったドアが吹き飛んだ。複数のレーザーサイトの軌道が煙に浮かびあがる。手下達の手に持つ短銃がすべて吹き飛ぶ。ミツオは瞬間的に遠山との距離をつめた。棒立ちになっている遠山の首筋に、ミツオはオートマチックの銃身をめり込ませる。
「動くな」
ミツオは一喝し、その場にいる人間の動きが止まる。
爆音と共に入ってきたのは、外にいたガードロボットだ。
「本体をガードロボに移しておいたの。その子は遠隔操作で動いているコピー」
ひざまずいて動かないロボットを手で指し示しながら、あらたな個体に乗り変わったエリーがミツオに説明した。
「さあ、遠山さん。今度こそ停止プログラムを発動してもらおうか」
ミツオはちゃぶ台の上に無造作においてあるラップトップを指さした。「はい分かりましたと俺が言うとでも思っているのか」
遠山は憎々しげにミツオをにらみつける。
直後、銃声が2発響き渡る。
一発はミツオが放った銃弾。遠山の右肩に当たった。
もう一発はエリーが放った。右太ももに当たった。
遠山は完全に戦意を喪失したように見えた。
衝撃音と共にミツオがこの部屋に入ったドアが吹き飛んだ。複数のレーザーサイトの軌道が煙に浮かびあがる。手下達の手に持つ短銃がすべて吹き飛ぶ。ミツオは瞬間的に遠山との距離をつめた。棒立ちになっている遠山の首筋に、ミツオはオートマチックの銃身をめり込ませる。
「動くな」
ミツオは一喝し、その場にいる人間の動きが止まる。
爆音と共に入ってきたのは、外にいたガードロボットだ。
「本体をガードロボに移しておいたの。その子は遠隔操作で動いているコピー」
ひざまずいて動かないロボットを手で指し示しながら、あらたな個体に乗り変わったエリーがミツオに説明した。
「さあ、遠山さん。今度こそ停止プログラムを発動してもらおうか」
ミツオはちゃぶ台の上に無造作においてあるラップトップを指さした。「はい分かりましたと俺が言うとでも思っているのか」
遠山は憎々しげにミツオをにらみつける。
直後、銃声が2発響き渡る。
一発はミツオが放った銃弾。遠山の右肩に当たった。
もう一発はエリーが放った。右太ももに当たった。
遠山は完全に戦意を喪失したように見えた。