「私にはどうしてもコードを見つけることはできなかった。権堂はここにいる。見つけ出して停止コードを入手してほしい」
エリーは埠頭の倉庫を示した地図を表示する。
「権堂はかくまわれているということか……」
ミツオは腕を組んだ。
その時、エリーの立体映像が乱れる。
「私の外部出力が阻害されます。ミツオさん。逃げてください。ここは東方室A。私を作った発注者の拠点です」
言い終わる前に映像は消失する。室内には受付ロボとミツオだけになった。
「おまえはどちらかというと俺の見方だよな」
ミツオは震える声で受付ロボに話しかける。ロボの瞳の発光が緑から赤に変化する。直後、モーター音が響き、ミツオとの距離をつめる。ミツオは何も出来なかった。首に痛みが襲う。
ミツオの首を締めるける腕が圧縮空気の音と共に真上に伸びる。持ち上げられたミツオはもがいた。天井に頭をぶつける。遠のく意識。視界がうすれていく。
エリーは埠頭の倉庫を示した地図を表示する。
「権堂はかくまわれているということか……」
ミツオは腕を組んだ。
その時、エリーの立体映像が乱れる。
「私の外部出力が阻害されます。ミツオさん。逃げてください。ここは東方室A。私を作った発注者の拠点です」
言い終わる前に映像は消失する。室内には受付ロボとミツオだけになった。
「おまえはどちらかというと俺の見方だよな」
ミツオは震える声で受付ロボに話しかける。ロボの瞳の発光が緑から赤に変化する。直後、モーター音が響き、ミツオとの距離をつめる。ミツオは何も出来なかった。首に痛みが襲う。
ミツオの首を締めるける腕が圧縮空気の音と共に真上に伸びる。持ち上げられたミツオはもがいた。天井に頭をぶつける。遠のく意識。視界がうすれていく。