日常観察隊おにみみ君

「おにみみコーラ」いかがでしょう。
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◎「にゃんこさん」プレゼント

2024年02月12日 | ◎これまでの「OM君」
「おにみみコーラ」お買い上げのお客様に「にゃんこさん」プレゼント中ですぅ。
どうぞよろしくお願いいたします。
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◎おおざっぱに幸福(未来探偵ロクロ その14)

2024年02月12日 | ◎本日の想像話
「今からそちらに行く」
 エリーはミツオからの指示で車を道明寺の働くバーに向けた。
 その建物は奇妙な雑居ビルだった。 一見、骨組みだけの建物に見えた。テナントの中が丸見えなのだ。
 人々がひしめきあっているのが外から確認できる。
 エリーとミツオは地下へと続く階段へ足を向ける。地下は、地上と同じ構造で、やはり中は丸見えだ。ドアを開けるまでもなく、カウンターの中でグラスを拭く道明寺と目が合った。ミツオはドアを肩で押し開け、細長い店内を進む。客は一番奥まったテーブルに老人が一人だけいた。グラスの酒を凝視して動かない。
「治療中のサンシローをこの目で見たぞ。あの処置は、生体記憶体だな」
 ミツオは道明寺に食ってかかるようにせき立てた。
「サンシローはただの猫じゃない。半分機械で、半分は人工有機物。よく出来ているでしょう」
 道明寺はしれっとミツオに説明する。
「よほど大事なものをサンシローに記憶させているな。山岡興業へのゆすりのネタか?」
 ミツオはここにくるまでに想像したことを道明寺にぶつけた。 


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