昨日の予告通り「ホンキの作曲術」さっそくスタートしますね。
まずはその(1)骨格を意識するです。
まず世の中に流れる曲をいろいろ聴いていると、人に覚えられる曲とすぐに忘れられてしまう曲がありますね。
人に覚えられる曲とは人に伝えやすい曲。
つまり基本的にシンプルな曲です。
物語に「起承転結」「序破急」など形があるように、音楽にも形があります。
ポップスの楽曲の多くはだいたい「二部形式」か「三部形式」になっています。
二部形式は、Aメロ−Bメロ(サビ)
三部形式は、Aメロ−Bメロ−Cメロ(サビ) または
Aメロ-Bメロ(サビ)-Aメロ ですね。
これを基本にしてそこにメロを入れていくと自然に曲がまとまります。
作りやすいパターン【その1】
イントロ−1番(A-A-B)−2番(A−A−B-B)−間奏−ソロ(A-A)−B−3番(A−A−B)−B−B−B−エンディング
例えばこれはビートルズの「Let it be」。
作りやすいパターン【その2】
イントロ−1番(A−B−C)−間奏−2番(A−B−C)−D(ブリッジ)−C
そしてあの有名な「アナ雪」の「Let it go」の骨格はこれです。
このように基本の骨格を意識して曲を作ると文字通り「ホネのある曲」が作れます。
こういう曲はどのようなアレンジを施しても聴く人にわかりやすい印象を与えることができます。
皆さんもご自分の曲をこのパターンに当てはめてみて下さい。
Aメロ、Bメロ、Cメロ、Dメロ、・・とメロディが次から次に出てくる曲は「わかりにくい」印象を与えてしまいます。
「わかりやすく覚えやすい。」
キャッチーなオリジナル曲を作る時の第一歩です。
今回は以上です。いかがでしょうか?
読んでもらったらおわかりの通り記事の中にはたまに音楽の専門用語が出てきます。いわゆる「シーメー」とか「ツェーマン」とかいう業界用語ではないですよ(笑)。
ググってもらえばわかる範囲ですが、もしわからなかったらどしどしご質問くださいね。
「ホンキの作曲術」は基礎編、応用編それぞれ1~4回と最後のまとめの全9回で終了予定です。
基礎編
(1)骨格を意識する
(2)メロディを作る
(3)歌詞を作る
(4)整形(シェイプアップ)する
応用編
(1)組み合わせる
(2)アクセントをつける
(3)転調する
(4)イントロ、間奏、エンディングにひと工夫
まとめ
UPしてるうちに補足記事も載せていくかもしれませんね。
次回は基礎編その(2)メロディを作るです。どうぞお楽しみに。
そして、ここから追記です。
「ホンキの作曲術」の内容を実際に音を聴きながら解説する「ホンキの作曲術~実践セミナー&ワークショップ」を11月16日(日)にオクトパスで開催しようということになりました。
曲作りに悩んでる方、もう一段階次のステージに自分の曲を持ち上げてみたい方、あるいはこれから曲を作ってみたい方のためにQ&Aを交えながらベーシストの西本さんと私が解説します。
中高生から大人の皆さんまで、どうぞご参加ください。
プログラムは追ってご紹介しますね。どうぞお楽しみに。