オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

森永せいじさんを偲ぶ会

2012-07-18 | バンド関連

徳山のBoogie Houseというライブハウスのオーナーであり、ブルースシンガーでもあった森永せいじさん。
その森永さんが亡くなられたというしらせが入ったのは7月14日のこと。
ちょうどジャイブで開催のG.A.P.&Peppermint Leafのライブの真っ最中でした。
私は直接面識はありませんでしたが、Peppermint Leafのサトシ&ユウヘイの両人は、何度も一緒に演奏したことがあり、森永さんのジャイブでの結果的に最後のライブとなったライブでも演奏をしていました。

G.A.P.のSinmoさんから、その森永さんを偲ぶ会を開催するというお知らせが入ったのは昨日のこと。
Sinmoさんにちゃんとライブのお礼も伝えてなかったし、皆さんに会いたいなという気持ちもあってセッション大会に参加しました。
といっても、私なんか全くブルースマンじゃないので、もう皆さんの演奏を楽しませてもらおうって思いでした。

8時からスタートということでしたが1時間くらい遅れてジャイブに到着するともうかなり大勢の人たち。
上綱さんやSinmoさんに軽く挨拶して席に着くと、今からライブがスタートするという様子。
森永さんの好きだったという『酒と涙と男と女』を皮切りに、いろんなミュージシャンの皆さんが入れ替わり立ち代わりステージに立たれました。

   

いや~~良い夜だなあ。
ホントにつくづく良い夜だなあ。

ジョセフ、砂原くん、旅行で広島に来たというスイス人のジャーナリストのサイモンと話に花を咲かせながら、しそ焼酎、鍛高譚(たんたかたん)の水割りを片手にすっかりくつろぐ私。
すると突然Sinmoさんに「あ、これ知ってるよね?」と背中を押され、マギーさんが歌う『You've got a friend』にピアノで参加することになっちゃいました。
わーー、確かにこの曲知ってるけど冷や汗(笑)。

とりあえずなんだかキャロルキングよろしくローポジションに徹しておそるおそる参加。
すると、斜め後ろから上綱さんの右手がハイポジションの鍵盤へ(笑)。
いつの間にか上綱さんのオブリが入ってきて、二人でピアノを弾いてました。
危なっかしくて見てられなかったんでしょうね?(笑)

そんな感じで1曲なんとか弾き終えて「やー参った参った」とまた席に帰って飲みまくってると、
今度は柴作さんとキングさんが、
「いやーーー、マリちゃ~~ん」とやってきて、なんと柴作さんに手を引かれ、再びピアノの席へ。
砂原くんの「マスカレード」に再び参加することになっちゃいました。
とりあえず「私で良いの?」と砂原くんに目で訊くと、「いや上綱さんで」と言う返事。
そんなわけで、史上初、上綱さん&私の連弾でセッションに参加することになりました。

ギャラリーからは「おっ!親子連弾!!」・・親子って・・(苦笑)。

(ジョセフが撮ってくれた貴重なツーショット)

いやー楽しかった。
砂原くん、邪魔してごめんね(笑)。

ジョセフと砂原くんは、昔「瀬戸内宮廷楽団」というバンドをやっていた時、Boogie Houseで2回くらいライブをやったことがあったそうで、森永さんに出会ってるらしいので、森永さんに会ったことのない人は私くらいだったんでしょうけど。
でもいいよね。森永さんも喜んでくれてたよね。
ブルースっていうのはブルース進行という12小節のコード進行で繰り返す音楽の形態で、知らない者同士でもその場ですぐに一緒に演奏できるという特徴のある音楽。
偉大なブルースマンであった森永せいじさんも、きっと私たちが音楽でこうやって繋がっていくのを喜んで見ててくれてたことだと思います。
もしかしたら森永さんも天国でギターと歌で参加して下さってたことでしょう。


(サイモンも最後までいてくれました)

その後、新京という小料理屋さんで小腹を満たしたジョセフと砂原くんと私の3人は、いろいろ話しながら横川駅まで歩きました。
だんだんと夜が明けていく、広島の風景はあまりにも美しく・・。
もしかしたら森永さんからのギフトかな?



また、新しい歌が生まれそうです・・。




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