悪果 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2007-09 |
直木賞候補にもなったということで、面白そうなので読んでみたのですが、
警察小説大好きな私にとっては、充分過ぎるほど楽しめる作品でした。
マル暴の刑事・堀川は、正義の味方の刑事ではなく、
ネタ元から得た情報を利用したり、ヤクザなどとかかわり、
ゆすりなどをして、小遣い稼ぎをしている。
悪い奴なんだけど、なんだか魅力的で。。。
同僚の刑事との掛け合いも、面白いし、
フィクションだとはわかっていても、
警察の裏側って、こんな感じもアリかも。。。なんて思わせる、
シリアスな感じに、どんどん引き込まれていきます。
風に顔をあげて 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2007-12 |
25歳でフリーターの風実は、
今まで元気に、いろんな仕事をしてきたのだが、
「30歳恐い病」なるものに取り付かれ、
そろそろ、きちんと自分の人生設計を立てなくては。。。と思い始める。
ボクサーを目指す彼がいるにはいるが、将来が見えない。。。
そして、別居中の両親のことや、ゲイの弟のことなど、
周りの環境もなんだかややこしい。。。
それでも自分なりに、いろいろ考えて、何とか前へすすもうとする彼女に、
ほんのり、優しい人々が、それとなくアドバイスしてくれて、
なんだか、ほっとして、こちらまで心が軽くなっていく。
この作家さんの本は、ぐいぐい読者に迫ってくるというのではなく、
じわっ。。。と、しみてくるというか、
受け止める人によっては、生きる元気がもらえる本だと思う。
わかるわぁ。。。その気持ち。。。っていう感じかな。。。
永遠のとなり 価格:¥ 1,400(税込) 発売日:2007-06 |
うつ病になり、会社をやめ、離婚し、故郷に戻った47歳の孤独な男性が、
幼なじみを通じて、自分の人生を見つめ直し、
今までずっと自分という人間が嫌いだったことに気づき、
これではいけないと、自分を愛そうと、思いはじめる。。。
男同士っていいな。。。女性だと、こんな感じにはならないだろうな。。。と、
小学校以来の親友2人の姿が、温かく微笑ましく、すごく羨ましく感じた。
2人を通して、いろいろなことを考えさせてくれた、1冊。
いつも、心に何かを投げかけてくれる、大好きな作家さんです。
可愛い、お花のケーキを見つけました。
花屋さんではなく、スーパーの隅っこに、
カーネーションの鉢植えに隠れるようにひっそり置いてありました ↑
これは、近所でひとり暮らしをしている主人の叔母にプレゼント。
そして、義母には、化粧品。
カゴに詰めてラッピングしました ↓
実家の母には、こんなものを送りました ↓
小さな金魚鉢の置物と、金魚柄のTシャツをセットにして。。。
たぶん、母は、こうゆうのが好きだろうと。。。
案の定、「可愛い!気に入った!」とメールが来ました。
やっぱりね(笑)
もしかしたら、この金魚ちゃんたちも絵のモデルになるかも?
これからの季節、涼しげでいいかな~って、
私も同じものを買っちゃいました。
親子で、(いくつになっても)可愛い物好きです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet 少女漫画っぽいタイトルが、あまり読書欲をそそらなかったのだけれど、 父を亡くし、母と、ひきこもりの兄と暮らす、中学生・山田なぎさと、 ひきこもりとは言いつつも、優しい兄と、ごく普通の母、 そんな2人には、何か惹かれあうものがあった。。。 |