レテの支流 (角川ホラー文庫) 価格:¥ 740(税込) 発売日:2004-11 |
第11回ホラー小説大賞長編賞佳作
怜治は、数年前「レテ」というバンドのボーカルとして活躍し、
一世を風靡したのだが、今は落ちぶれて、何をやってもうまくいかない。
そんな時、大学で脳を研究している友人が、
記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。
すべての記憶ではなく、「レテ」時代の栄光の2年間の記憶だけを消せば、
新しい人生をやり直せると思ったのだが、
記憶を消してからというもの、
街で、高校時代に自殺したはずのクラスメイトを見かけたり。。。と、
彼の周りで奇怪な出来事が起こるのだった。
存在するはずのない同級生が、そこにいる!
なぜ?!・・・いったいどうなっているの?!・・・と、
気になって、ページを閉じられないまま、深夜まで読みふけり、
背筋がゾクゾクする恐怖を感じながらも、
面白くて、どっぷりはまってしまいました。
これからの季節におすすめです。
暑くて寝苦しい夜にちょっと涼しくなれるかも?