東京都港区の明治学院大学白金キャンパス構内に建っている『インブリー館』です。宣教師で明治学院神学部教授のウィリアム・インブリーが長年住んでいた、東京都内現存最古の宣教師館です。
明治20年(1887)に明治学院が白金の地に開校したのと前後して学院で教える宣教師たちのために構内の西北隅に3棟、構内の東南隅に2棟の西洋館が建築されました。インブリー館はそのうちの1棟になります。
床面積は、1階129㎡、2階136㎡、小屋裏36㎡です。設計者は想定されている方はあるものの特定されていません。19世紀後半にアメリカで流行していたスタイルを踏襲しデザインされています。屋根は寄棟をベースとしていますが、4面に切妻屋根を組み込んだ面白い形式をとっています。元々は瓦葺であったが、銅板葺きに変更されています。復元補修工事の際に、瓦葺きに戻すことも検討されたようですが、耐震性を考慮したうえで銅板葺きのままで補修されたようです。
昭和39年(1964)にオリンピック開催による道路整備により、隣接する国道1号が拡幅されることにより、200mほど曳家され、現在の位置になったようです。
平成10年(1998)12月25日に国の重要文化財に指定されています。
明治20年(1887)に明治学院が白金の地に開校したのと前後して学院で教える宣教師たちのために構内の西北隅に3棟、構内の東南隅に2棟の西洋館が建築されました。インブリー館はそのうちの1棟になります。
床面積は、1階129㎡、2階136㎡、小屋裏36㎡です。設計者は想定されている方はあるものの特定されていません。19世紀後半にアメリカで流行していたスタイルを踏襲しデザインされています。屋根は寄棟をベースとしていますが、4面に切妻屋根を組み込んだ面白い形式をとっています。元々は瓦葺であったが、銅板葺きに変更されています。復元補修工事の際に、瓦葺きに戻すことも検討されたようですが、耐震性を考慮したうえで銅板葺きのままで補修されたようです。
昭和39年(1964)にオリンピック開催による道路整備により、隣接する国道1号が拡幅されることにより、200mほど曳家され、現在の位置になったようです。
平成10年(1998)12月25日に国の重要文化財に指定されています。
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