『21_21 DESIGN SIGHT』に行ってきました。ここは、「東京ミッドタウン」内に作られたデザイン施設で、運営は財団法人三宅一生デザイン文化財団です。三宅一生(ファッションデザイナー)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)、深澤直人(プロダクトデザイナー)、川上典李子(デザインジャーナリスト)の4名がギャラリーのプログラム企画を提案しているそうです。
当日は、浅葉克己ディレクション「祈りの痕跡。」展が開催されていました。浅葉克己氏は地球文字探険家として世界中の文字の謎を追う旅をしているそうで、その旅の中で辿り着いた文字の数々や、それらの文字たちをモチーフにした作品を展示しています。なんだか摩訶不思議な感じがして面白かったですよ。
安藤忠雄の設計による建物で、昨年(2007年)の3月30日にオープンしました。オープンして以来、なかなか見学する機会に巡り合わなかったのですが、先日の東京出張の際、やっとこさ行くことができました。
大きな鉄板の屋根(一枚板)が特徴で、三宅一生が取り組んできたテーマ「一枚の布」を表現しているようです。日本一長い複層ガラスを使用するなど、素材への限界にもチャレンジしています。また、建物の約8割は地下にあり、地上からはそのボリュームを感じさせないよう、また周囲の緑地へ威圧感を与えないように配慮していますね。これはおさかなの生息地香川県の地中美術館と同じ考え方なのかな。
これは、車型のショップ「21_21 Q」です。手前が展覧会関連グッズ、奥が飲料・軽食を販売しています。日産自動車の「キューブ」をモチーフに制作されて、「21_21 Q」のQはそこからきているそうです。
建物横に設けられた小川では、「足水」のサービスがありました。気持ち良さそうでした。つかりかったけど。。。
こちらの、ガーデンカフェでのビールに負けちゃいました(^^)v 夜になるとスクリーンに映画が上映されるのですが、この日は「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。おさかなの大好きな映画だったのですが、暗くなるまでは時間がなかったのが残念です。昼間は暑かったのですが、夕方に近づいてくると、結構心地よい風が流れてきて、気持ち良かったです。ビールを飲んでしばらくボケーっとしてました。
「東京ミッドタウン」は、緑地が広くて結構のんびりと出来ますね~。都心部にあるのですが、なんだか時間軸が少し違う感じがしました。まあ、これがコンセプトなんだろうと思うけど。。。なかなか良いところでした。
◆『21_21 DESIGN SIGHT』詳細データ
住 所:東京都港区赤坂9-7-6
電 話:03-3475-2121
休館日 :各プログラムによる
開館時間:11時~20時(入館は19時半)