広島県広島市にある不動院は真言宗の寺院です。社格は別格本山となっています。本尊は薬師如来で、足利尊氏・直義兄弟が全国に設けた安国寺利生塔の一つだそうです。開基は行基と伝えられているようですが、創建年代や由緒に関しては諸説あって定かではない状況のようです。ただ、薬師如来の様式から平安時代には創建されていたものと推察されているようです。
金堂は、天文9年(1540)の建築で国宝に指定されています。こけら葺き入母屋造の裳階付き一重となっています。桟唐戸、花頭窓、礎盤付き柱、扇垂木等に禅宗仏殿特有の形式が見られます。
金堂は、天文9年(1540)の建築で国宝に指定されています。こけら葺き入母屋造の裳階付き一重となっています。桟唐戸、花頭窓、礎盤付き柱、扇垂木等に禅宗仏殿特有の形式が見られます。