おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

いわき湯本温泉(福島県いわき市)

2014年11月25日 22時29分32秒 | 東北地方
 「いわき湯本温泉」は、福島県いわき市のJR常磐線湯本駅の西側に広がる温泉です。新潟県新発田市の月岡温泉、福島県郡山市の磐梯熱海温泉とともに「磐越三美人湯」に数えられています。


 かなり歴史のある温泉なのですが、温泉街らしい町並みではなかったです。通りにはブロンズ像が立てられていて、それが印象に残りました。





 開湯が奈良時代で、古くはこの地を「佐波古(さはこ)」と呼んでいたそうです。延喜式神名帳にこの湯に鎮座する磐城郡温泉(ゆの)神社の名前が撰上されるようになり、それに因みいつしか「日本三古泉」という言葉を宣伝文句に用いるようになった。鎌倉時代には、「三箱の湯」として、信濃御湯(長野県上田市)、名取御湯(宮城県仙台市(秋保温泉))ともに三御湯に数えられている。そんなこともあって、湯治の名所として発展を遂げ、江戸時代には陸前浜街道の宿場としても栄えていました。明治に入って石炭採掘がはじまると、坑内に大量の温泉が噴き出て、泉脈が破壊されてしまい、地表への湧出が止まってしまいました。その後炭鉱側と協議し温泉が復活したのは昭和に入ってからになりました。やがて、石炭産業が斜陽化し、炭鉱会社が石炭産業から観光産業へ脱却を図って開業したのが「常磐ハワイアンセンター」です。そう、これがフラガールで有名な「スパリゾート・ハワイアン」になります。
 炭鉱が操業している間は湯量が豊富でなかったのですが、閉山してからは毎分5000リットルの豊富な湯量となっています。
 共同浴場は3軒あって、街歩きの際には2軒確認できました。上が「さはこの湯」、下が「みゆきの湯」です。当日は「みゆきの湯」に入って見ました。



 足湯もありました。


 温泉旅館も20軒以上営業しているようです。上は「古滝屋」、下2軒は「松柏館」です。




 こちらは「童謡館」です。「赤い靴」や「しゃぼん玉」などの詩を書いた野口雨情が、この地に何年か住んだことがあることから開館されたそうです。


 こちらは、延喜式神名帳に記載されている「温泉神社」です。










白水阿弥陀堂(福島県いわき市内郷)

2014年11月19日 22時49分39秒 | 東北地方
 『白水阿弥陀堂』は、福島県いわき市に位置する真言宗智山派の寺院で、県内唯一の国宝建築物です。平安時代末期の永暦元(1160)年に、岩城則道の妻・徳姫(藤原清衡の娘)によって建立されました。


 方三間の単層宝形造で屋根は柿葺です。堂内の板壁には壁画が描かれていたと思われるような面影がありました。阿弥陀如来像を中心に、両脇侍の観世音菩薩像と勢至菩薩像、ならびに二天像(持国天像、多聞天像)の5体の仏像が安置されていました。








 東北地方に現存する平安時代の建築は、岩手県平泉町の中尊寺金色堂、宮城県角田市の高蔵寺阿弥陀堂、白水阿弥陀堂の3ヶ所のみです。宮城県の高蔵寺阿弥陀堂は、まだ見学したことがないです。



 阿弥陀堂は東・西・南の三方を池に囲まれていて、正面に当たる南から中ノ島を経由して御堂にいたる参拝道が設けられています。更に北・東・西は山で囲まれており、阿弥陀堂を中心としたこれらの空間は、平安時代末期に盛んだった浄土式庭園の様式を取り入れています。開基の徳姫が奥州藤原氏の娘であることから、毛越寺や無量光院といった平泉の寺院の構造に影響を受けているようです。「白水」という地名は、平泉の「泉」という文字を2つに分けた物との説があって、岩城氏の本拠地であった平という地名の由来も平泉の「平」を取った物とも言われています。






◆白水阿弥陀堂◆
所在地:福島県いわき市内郷白水町広畑219
山号:菩提山
宗派:真言宗智山派
本尊:阿弥陀如来
創建年:永暦元(1160)年
開基:徳姫(岩城則道の妻)
札所等:磐城三十三観音4番


小名浜(福島県いわき市)

2014年11月18日 22時32分56秒 | 東北地方
 鰹の水揚げ港としてしられる小名浜は古くから磐城地方最大の港町でした。江戸期には東廻り航路が開拓され、港の重要度がより一層増し、幕府直轄の小名浜代官所が置かれていました。
 4月から9月頃にはカツオ、9月から11月にかけてはサンマが水揚げされます。他にもサバ、イワシ、マグロ、カレイ類など年間を通して様々な魚介類が取引されていました。そんな小名浜も、先の東北地方太平洋沖地震による津波で、壊滅的なダメージを受けました。それに加え、放射能汚染などの安全性問題もあり、震災前の活況には戻っていないのが現状です。先月に小名浜に訪問した際、魚市場の周辺を少し歩いてみました。




 歩いたのが午後ということもあって、魚市場には活況がなかったです。



 かつては、建物が建ち並んでいたようですが、鉄筋コンクリートの魚市場以外は、多くの建物が流されたようです。こちらは、いまも残っている上屋です。


 海にはウミネコが変わらずいるのですが。。。



 船も何艘か横付けされていました。






うろこいち(福島県いわき市小名浜)

2014年11月17日 22時22分19秒 | 東北地方
 先月、東北地方の福島県に出かけてきました。福島県には関東地方から入りました。最初の訪問先は、いわき市小名浜です。小名浜に入ったのが昼過ぎで、まずは海鮮料理の『うろこいち』で昼食をいただきました。小名浜漁港の新鮮な刺身がいただける「刺身定食」をオーダー。


 ご飯はお代わり自由で、カニ汁も付いています。流石に小名浜魚市場のすぐ横に店を構えてるだけあって、新鮮でとても美味しかったです(^^)


 「うろこいち」も2011年の東北地方太平洋沖地震による津波によって壊滅的な被害を受けました。2年の歳月を経て、再開したお店です。今回の福島県の旅では、地域に根差しているお店にて極力食事をしようと思い、最初に選択した場所です。
 店舗っぽくない外観が、漁港のお店って雰囲気を出していてなかなかいい感じです。




◆うろこいち◆
住所:福島県いわき市小名浜字栄町66-40
電話:0246-54-1233
営業時間:9時~16時頃
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日)

郡山市

2014年10月25日 22時17分58秒 | 東北地方
 今年の建築士会全国大会は福島県にて開催されたのですが、開催場所は郡山市でした。人口は約34万人くらいです。県庁所在地の福島市は約29万人なので、郡山市は福島県内で一番人口が多い都市です。ちなみに会津若松が12万人、いわき市が32万人だから福島市は人口3番目なんですね~。
 さてさて今日の朝、少しだけ駅前を歩いてみました。下の写真は郡山駅舎です。いろんなショップが入ってて、なかなか楽しめる駅舎でした。スタバ好きなんで、スタバが入ってる駅舎は、必然的に評価が高くなってしまいますが。。。(笑)


 駅舎から、西側のメイン道路を眺めた写真です。繁華街は、駅の西側に広がっています。


 メインの道路から南西に抜けている通路にモニュメントが立っていました。



 人口の割には、少し控えめな駅前でした。それでもヨドバシカメラなどがあったりして、人の流れは多いのだろうなって感じました。



伝統会津ソースカツ丼

2014年10月22日 21時51分35秒 | 東北地方
 ソースカツ丼といえば、個人的には福井県が頭に浮かぶのだけど、会津地域もソースカツ丼で有名だそうです。会津では大正時代から親しまれてきた庶民の味です。ごはんの上に千切りキャベツを敷き詰め、その上にソースに浸したトンカツが載っています。はっきりとした由来は、わかってないようですが、お店ごとにこだわりがあってそれぞれの味が楽しめるようです。会津で宿泊するなら、食べておかないとと思い、宿泊先のホテル近くの『とんかつかつ一』に行ってみました。

 カツはヒレにしました。とても美味しかったです。ソースカツ丼は普段あまり口にする機会が少ないから、ちょっと新鮮だったかも(^^)v



 味噌汁と小鉢と漬物が付いていました。



 外観はこんな感じです。



◆とんかつかつ一◆
住所:福島県会津若松市中央3-9-25
電話:0242-22-2928

会津カレー焼きそば(会津若松市)

2014年10月21日 22時49分45秒 | 東北地方
 会津のB級グルメに「カレー焼きそば」があるのだけど。。。カレー味の焼きそばではなくて、ソース味の焼きそばにカレーのルーが添えられているのです。しかもお皿の横には、ご飯がトッピングされているでは。。。これーって要は、カレーライス+焼きそばのセットっちゅうことなのではって思いながら食べてみました。B級グルメの王道である、カレーライスと焼きそばのコンビなら天下無敵ですね(^^)v


福島県の観光スポット 人気ランキング

2014年09月15日 22時06分19秒 | 東北地方
 来月、所属してる建築士会の全国大会が開催されるのですが、それに合わせて福島県をいろいろ廻ってこようと計画しているのですが、人気スポットのランキングを調べてみました。

1位.大内宿(下郷町大内山本)


 会津若松と日光市今市を結ぶ会津西街道沿いに栄えた宿場町・大内宿。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、街道筋が当時の雰囲気によみがえっていまい。約500m続く道沿いに、40軒ほどの茅葺屋根の古民家が立ち並ぶ。それぞれの建物は、郷土料理を提供する食事処やみやげ物店になっており、懐かしい雰囲気の中でくつろげる。

2位.五色沼(北塩原村桧原)


 大小十数の湖沼を総称する五色沼。自然の不思議がエメラルドグリーンやコバルトブルーなど鮮やかな色をつくりだし、赤沼、深泥沼、瑠璃沼、青沼など、色の違いによる名前がある。
 
3位.スパリゾートハワイアンズ(いわき市常磐藤原町蕨平)


 東京ドーム約6個分の広大な敷地に、遊園地のような温泉プールや江戸情緒薫る浴場でしっとりと過ごせる裸浴ゾーンなど、5つのパークが揃う常夏の温泉天国。なかでも人気の「ウォーターパーク」には趣向を凝らした3種のスライダーが揃い、迫力満点だ。映画『フラガール』の舞台で、名物のポリネシアンショーも楽しめる。

4位.塔のへつり(下郷町弥五島下タ林)


 国の天然記念物に指定されている塔のへつり。「へつり」とは、方言で「川に沿った断崖、急斜面」のこと。100万年以上という長い年月の浸食と風化によって大川の断崖が削られてできた奇岩、怪石の景観。象塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩など名がつけられた12の岩(塔の岩)があり、吊橋のたもとに虚空蔵菩薩が祭られている。岩の下には遊歩道がつくられ、吊橋を渡って侵食された部分を巡ることができる。

5位.ひめさゆりの丘(喜多方市熱塩加納町宮川字東舘山)


 福島、山形、新潟3県にまたがる朝日岳や飯豊山系などの標高200~800m地帯でしか見られないヒメサユリ。薄紅色の可憐な花を咲かせる。

6位.会津武家屋敷(会津若松市東山町 石山字院内)


 会津の歴史・文化の情報発信と伝承を使命とする総合文化施設。約7000坪の敷地に会津藩家老の屋敷、藩米精米所、陣屋、茶室、歴史資料館が建ち並ぶ歴史散策ゾーンを中心に、食事処や特産品店舗も揃っている。

7位.鶴ケ城公園(会津若松市追手町)


 葦名、伊達が居城した城は天正19(1591)年、蒲生氏郷によって7層の天守閣が造られ、名前も鶴ケ城と改められた。天守閣は明治7(1874)年、陸軍省により壊されたが、昭和40(1965)年に復元。壕や土塁なども残り、城郭全体が国の史跡に指定されている。

8位.伊佐須美神社(会津美里町宮林甲)


 岩代国(福島県)一宮、会津総鎮守。崇神10年(紀元前88)創建、欽明13年(552)の高田への遷座という由緒をもつ。16万500平方mを超える境内は古代会津の原生林を残し、南限を示す楡[にれ]の樹林や150種10万本のアヤメが咲き誇るあやめ苑など壮大な規模を誇る。花が薄墨色から赤に変化することから、薄墨桜とよばれる桜がご神木となっている。

9位.飯盛山(会津若松市一箕町八幡)


 白虎隊士19名の最期の地となった飯盛山。スロープコンベア250円(降雪期運休)を利用し、残りの45段の石段を登れば、山頂の墓と自刃の地に至る。自刃の地からは鶴ケ城を眺望可。毎年4月24日と9月24日、墓前では慰霊祭が開かれる。麓には白虎隊記念館がある。

10位.猪苗代湖(猪苗代町)


 周囲55.32km、最大深度93.5m、日本で4番目に大きく、透明度も世界有数の湖。標高514mと、湖一帯が比較的高地にあり、気温の変化で霧が発生し、会津若松市の近くまで包んでしまうことも少なくない。西岸の長浜には天鏡閣(重要文化財)があり、東岸の志田浜は白鳥飛来地となっている。ボードセーリングなど、ウォータースポーツも盛んだ。

6位の「会津武家屋敷」、7位の「鶴ケ城公園」と旬の季節を過ぎてる5位の「ひめさゆりの丘」は、対象外として、何か所制覇できるかな~(^^)


シラタマノキ湿原(秋田県東成瀬村)[2001年10月6日]

2014年01月17日 22時19分00秒 | 東北地方
 須川湖から小仁郷沢に沿って500mほど入った所にツンドラ湿原とよばれる泥炭層があります。水分が多く寒冷な気候のもとでは、ミズゴケなどの枯死植物が完全に分解されないまま堆積し、柔らかで弾力性に富む泥炭が形成されます。ここ『シラタマノキ湿原』の泥炭は、主にヤナギゴケ科蘚類のウカミカマゴケからできた鉄分を多く含む特異なものです。
 車を走らせてツンドラと書かれた看板を見つけ勢いで立ち寄った湿原です。






こちらは『須川湖』です。栗駒山の噴火で出来た窪みに水がたまってできた周囲2kmくらいの湖です。澄んだ水がたたえられているのですが、酸性が強いため魚は住んでいないようです。紅葉が綺麗でした(^^)v






鬼首温泉(宮城県大崎市)[2001年10月6日]

2014年01月15日 22時12分34秒 | 東北地方
 2001年10月6日に訪れた、宮城県大崎市(当時は鳴子町)の鬼首温泉です。仙台市でイベントがあり、終了後なんとなく鳴子温泉郷に宿をとり、さてどこ行こうかと宿でパンフレットを見てたら、『鬼首温泉』の文字が目に入り、凄い名前だな~ってことで足を運んでみました。
 栗駒国定公園のなかにあって、「弁天」「雲流」などの間欠泉で有名な温泉地でした。下の写真がその「弁天」です。


こちらは、間欠泉ではありませんが、ぐつぐつとお湯が沸きだしております。


すぐ近くには大露天風呂がありましたが、見事なほどに開放的なお風呂で、入る勇気が出ませんでした(^^;;



近くの「吹上温泉峯雲閣」に行ってみました。渓流の中に露天風呂があり、湯が流れ落ちる滝壺も露天風呂の一部になってました。混浴でした。多分、混浴初経験だったかもしれません。さすがに写真はとってないので、お見せできませんけど(笑)

近くには、地獄谷遊歩道があり、少し歩いてみました。いたるところでお湯が自噴してて、かなりスリルのある遊歩道でした。



また、東北の温泉巡りしてみたいな~