中川コージの関連はこれで終わります。阿呆臭い。
だけど、この事は言っておこう。これは前のブログにも書いたのだが、虫獄論客の福島香織さんが一年ぐらい前にインタビューで答えていたのだが「今の虫獄では、新技術の取り込みに一生懸命なんだけど虫獄語が邪魔をしている」と言うのである。
皆、意外に思うだろうが、虫獄語では「表音漢字」が有るのだが、これで日本で言う仮名の役割をさせるのだという。この表音漢字は、コレ自身が場所に拠って異なる。言語(方言の域を越えた別言語体型:上海・荊州・四川・雲南などの言葉)によっても違うのである。
これは石平さんが仰るのだが、北京の人間以外は、北京語:公用語を使わないと言う。あれは無理くり公用語とした「急造言語」だとの事で、石平さんは「音韻が気に入らない」との事で、この様な事で、言語は最低でも3つが使われている。虫獄版三国志には主音声:北京語、副音声:上海語、字幕:四川語だっただろうか?こんな感じである。この音韻表記が、こうまでバラバラとなると、公式文書にどう書くか?が問題となる。最も穏当なのはアルファベットで表記する事だろう。だが福島香織さんは言う「虫獄では音声表記で書くものもありますが、意味を汲み取った漢字表記も見られ、此等が混在しています。だから先端の言葉は、モノによっては10種類以上の漢字名が当てられており、誰も統一しません。」との事である。無論倉田満は、あの話で満足なのだろう。だが私は「現代言語の辞典」が虫獄では、然程売られていないと聞いた事がある。
他方で大学時代、英語の先生に「アメリカの大学生は皆必ずポケット辞書を持っていて、字を書く時、必ず確認をして曖昧な表現を排する努力をしている。」と何度も言われた。
それを知っていると、ネットのCMで「グラマリー:文章推敲ソフト」がニーズを持つ理由が判った。事程左様に、糞舐め汚い虫獄のアカデミズムならぬ「馬鹿デミズム」は、この程度である。
皆は知らないだろうが漢字の辞書を世界で最初に揃えたのは日本である。理由は外国語の言語である漢字を教える為の第一のテキストだったのだ。日本にも漢字以前に自前の古代文字も有るとは聞いていたが、それでも書く道具(墨・硯・半紙・文鎮・筆)を備えた形も美しく、意味や表現の幅と厚みが圧倒的な漢字を選んだのである。
ただ、その読み方を和風に補正する為の仮名が、その後の日本語+漢字を変えたのである。
外来語は、先ず音声表記で受け入れ、意味は後付をする。海外からの先進技術の輸入大国である日本は、既に外来語対応が出来ており、だからこその文明開化・富国強兵だったのである。
四の五の言う割には倉山氏の疑問とかが出ていない事に、ありゃ?と言う感じである。まぁチャンネルくららでは、博覧強記の内藤陽介さんがいるので、見る価値が有るが、それ以外は、然程と行った感じである。
まぁ長々と書いたが「虫獄語が公用語として世界に残る?」とは、まぁ「何の冗談ですか?」と言いたいですね。