これは前も書いたが、1985年自民党の三派閥の河本派の河本敏夫氏の三光汽船が倒産した。
この時、妙な配慮が入って、問題を大きくした。それは河本敏夫氏が三光汽船のオーナーだと言う事で、倒産したら自己責任と通産省や大蔵省は思っていたようだ。
所が、外務省と当時の運輸省の官僚が、激怒した。
三光汽船の倒産は、一国の問題では済まない荷主は海外に渡って存在しており、それらへの迷惑・不都合は国家の無責任として取られる。
一番重要なのは、目的地に取り敢えず荷物を送って、それから精算するのがベストで、勝手に自己責任は通用しないのである。
実際、この時、パナマ運河や寄港地で燃料や食料の補給が停止され、乗組員は手弁当で、連絡も取れない有り様だった。
この時、運輸省と外務省が恐れたのは、乗組員が持ち場を離れ、或いは、船にある荷物を勝手に売り払うことだった。
無論違法だが、会社の体制が撮れていない状態で、金がなければ、水も食い物も手に入らない。
素性の悪い船員なら、その事を第一にとって、さっさと荷物を誰かに売ったろう。
そうなると国際間の問題となり、資金回収も訴追も難しくなる。まぁ運輸省も外務省も、そんな事も知らないのか!と妙な原理主義の通産省と大蔵省に徹底的に詰め寄った。
この時は確か外務省が良い仕事をして、とにかく船に連絡を付けて、確実に資金は払う、それは日本国が持つから、荷を売る事は止めてくれ。もしペナルティーが必要なら目的地到着後決めるのも良いし、今の時点で決めても良い。
と安心させ、そして大蔵省をぶっ叩いて、とにかく、資金を輸送じゃ間に合わないから確か国家保証で、船が停泊している国の資金を借りて、燃料や食料、運河通行料などを急ぎ払った。
この後、この手の問題としては昨年の三井商船の三菱重工製の船が半分にぶった切れて、大騒動となったが、大問題として表出していない。つまり対策が出ていたのである。
今回の韓国の糞商船の失敗は、この手の日本の失敗を見ていないのだろう。自ら馬鹿であることを証明している。
また、もっと問題なのは、日本の場合、対応する為の資金は直ぐに出た。だが通貨スワップとかを言い出す、だらしのない糞の集団に金は無いようだ。
そうなると、相手つまり、荷主や、乗組員、寄港地や運河の関係者は「所詮何時も尊大なチョン」と高圧的にでて、徹底的に足元を見るだろう。
これも日頃の悪行の結果だ。もしかしたら、もう既に積み荷を全部売り払って、金だけ貰ってバイバイと言う事も十分に有り得る。
三光汽船の時には、外務省や運輸省の官僚が、平身低頭で頭を下げまくり、決して損はさせないと、それはそれは必死に対応したという。
では、ちょんだったら?
ちょんに、必死も、信用も、信頼も何もないでしょう。
悪い例の典型として、又もや歴史に嘲笑の種を撒くでしょう。