まぁ猫が私に寄って来るなんて、滅多に無いのですが、二週間前ぐらいに、雉と白のブチの子猫が例の如くDIREXへ買い物へ行く階段の上で出会いました。
まぁ私の出会いでも上等なものって野良猫との出会いですよ。
でも、見た感じ綺麗な毛並みなんですが、首輪も無いし、でも寄って来る様子が「おらぁ〜、何か食い物よこせぇ〜」って感じの顔で、声でした。
そんな猫に、私は真面目に「食い物?ちょっと待っていて、ちょっと待っていれば買ってくるから…」と言いますと、猫は驚きまして、「あ…そう?そうなら…」と言う感じで「待ってて、待っててよ」と言ってDIREXで53円のパウチの猫の餌を買いまして戻ってきたら、もう居なくなっていまして、がっかりしました。
同じ時にやっぱりトラジマのメスの子猫が居たので、それにあげようとしたら「不審者扱い」で逃げ出しました。
私は53円の猫の餌を持って途方に暮れました…。
それから一週間ぐらい猫の餌を持ってDIREXに行っていたのですが、それから持っていなかったのです。
大体通りすがりの猫なんだろうと思っていましたから、もう二度と会えないか…。
万感の思いを胸に周囲を今は無き猫を探す私でした…。
しかし、今日、登って行くと、また猫が座っていました。
雉猫は、ここの近くにデブっとしていた猫が居まして、これが砂利舗装の路面に溶け込んで、ホント、存在がわからないのですが、今日は、全身雉柄ではなく白い中に雉のブチ?
そう、あの猫です。
私の顔を見ると「食い物はどうしたぁ〜!」と感じ的に「高圧的な態度」で「高圧的な声」を出していました。
その時私は、あの53円の猫の餌パックを持っていませんでした。
嗚呼!何たる無調法!二度と無い出会いを神仏が恵んでくれたのに、それに応えようもない、我が身の無調法!
「万死に値する!」(Byティエリア・アーデOfガンダムOO)
そこで私は「ちょっと待っていて!ちょっと待っていて!」と言うと、「必ず戻るから、それまで待っていて!」と猫に言うと、もう一心不乱にDIREXに行って、53円パックの「肉・魚入り」を買って、さっさと帰ると、見れば、あれ?猫がいる?違う、アレはコンクリートの柱だ、あれ?猫がいる?あれは高圧線の敷石だ…、あれ?猫がいる?いや、あれは背景だ…と3分間かけて近づくまで何度も見紛いましたが、最後に見つけました!
それは、ちょっと待っていて!ちょっと待っていて!と言っていた時のままの姿で待っていました。
向こうも気づくと「食い物はどうした!」と言わんばかりの声色で鳴くのですが、私は既に準備万端!
でもエサのパックを取り出すと「ビビる」し、開いて食わせようとすると「ビビる」し、と結構面倒でしたが、食べさせることが出来ました。
嗚呼!彼(か)の約束今果たせり!何ぞ思い残し在らんや!
と感動しているのは私だけで猫は勝手に必死で食っていました。
あ〜あぁ〜あ…。こんなものだよね…。
でも「良かった良かった」と言う気持ちいっぱいで、その場を去ると、何時も交差点で煩く吠える犬が私を見ると吠えませんでした。
やっぱり犬は気持ちを見ぬくんですね…。
まぁそれだけです。
そんな幸せも稀にしか無い私です。
一年後は生きていない予定です。
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