
さすが前日、早朝高速を飛ばし・そのまま沢。もはや若くない僕はかなりへばった。
8時には爆睡だった。
4:30起床・露天・お茶を入れ、おにぎりを1つ食べる。
結局・翌日の沢の選択等定まらないまま、当初の計画の沢に向かった。

出発は5:01分。

南蔵王・眼前の山の渓に向かったのだ。
例年なら、かなりの水をたたえた沢である。
数は少ないが、大物が居る沢である。
熊も居る。


ところがよ~
ここも水が無い!
とりあえず、入渓。
8時まで2時間・アタリも魚影も無い・・・・・
見切り所である。撤退だ!


野いちごで一際美味い「モミジイチゴ」が今は盛りだった。
沢山食べた。美味い!

やはりブッシュだらけの、厳しい沢を選択する以外に無いと、とってかえし北に向かった。
舗装の道路をはずれ、林道を暫く走って、笹深い小渓についた。
写真の石を見て欲しい。
苔の無い岩・そして上部だけ苔の石・・・・
普段は苔の生えない所まで、水位があるのだが、かなり少ない。
餌を投げ込むと、水のある両脇の岩下から、イワナが餌の側に寄るが、そのまま食いつかずに岩の下に逃げ込んで、2度と出ないのである。

登りつつ竿を入れ、数十分、やっとヒットしたのは、26センチの型の良いイワナ君だ!
うれしい!
しかし、程なく、もう先へは進めない、ものすごい藪になって、ここも終了だ。
いつもなら、10程度は釣れる沢なのだが・・・・撤収である。


時間は10時。終わるには早い。
もう1つ!沢を目指して移動。
チョウチンと言って、竿を操り、餌のついた糸を投げ入れる・・・そんな釣りではなく、竿先から餌までの糸を70センチ程度の、極めて短い仕掛け(竿は5.3メートルあるのだ)にし・まるで提灯をぶら下げ、茂みに覆われた沢に、すっぽり空いた穴のような水面に朝を落とす、そんなつり方しか出来ない沢に向かった。
あまり人が来ないので、警戒心が少なく、魚はほどほどに食って来た。
12時までに11釣り上げ、本日終了だ。

まだ、山には「ヤマツツジ」が綺麗だった。
宿に戻り、風呂・精算を済ませ、四方山話・挨拶を済ませ、帰路に着いた。
こんな蔵王もありだな。
自然は、人間の予想などはるかにしのぐ、スケールだってことか?
こんな、厳しい釣りも、また学習である。
名残惜しく、蔵王を後にした。
また、7月下旬には、来ちゃうもんね~~

途中、眠くなったら、SAでちょっと睡眠。
急ぐ旅では無い。
ところで、福島・・・・「覆面パトカー」だらけだ!
追い越し車線を走り・走行車線の、クラスの大きい白い車を追い越す。
すれ違いざまに、見ると、ヘルメットを被った二人。
明らかに、覆面・・・・
すぐその前に、車線変更・・・暫く100キロ程度で、タラタラ走ると、あちらから、僕を追い越して行く。
福島では2台そんなことを繰り返した。
まあ、ほど良い緊張で、眠気ざましには、よかったね。
2日も読んでいただき、感謝だ!