ロックじゃなかった河口湖の夜

今日はあいにくの雨になりましたが、5月に入り新緑が美しい季節になりましたね？
花粉もなくなって、こうなると山に行きたくなります。

まぁゴールデンウィークはどこへ行っても混んでるので、明けたら行こうかな？と思ってますが・・・。

ゴールデンウィークの思い出といえば、もう昔々になりますが大学生の頃所属していた“軽音楽部”の「春合宿」ですね。
毎年この時期に、河口湖にあるスタジオが完備されたバンガローみたいなところで合宿をするのが恒例でした。

あれは2年の春。
1年の秋に結成したバンドで、オリジナル曲を作り始めた頃ですね。

大学生でもうみんな大人なのに門限があったり、偉そうな先輩に反抗心剥き出しだった若かりしロックなボクたち。

ある夜腹が減って無性にラーメンが食べたくなり、バンドのメンバー3人と嫌がる新入生の“F原クン”を無理やり連れ出して、
あてもなく湖沿いをラーメン屋を探してひたすら歩き続けました。

たぶん1時間ぐらい歩いて、やっと夜中まで営業している食堂にたどり着き、
たいしておいしくはなかったものの、なんとか目的は達しました。

そして合宿所に戻ると・・・。
玄関で待ち構えていた先輩に、門限破りを責められ罵倒されたのは言うまでもありません。

そしてその瞬間ボクの口から出た言葉は？
「F原がどうしてもラーメンが食べたいって言うもんで・・・」。

咄嗟に出てしまったとはいえ、かわいい後輩を売ってしまったボク。
幸い反抗的なボクたちとは違って、彼は先輩にとっても可愛がられていたので、それ以上のおとがめはありませんでした。

仲間内ではいまだに笑い話として語り草になっている事件ですが、あれは“ROCK”じゃなかった！
F原、オレが悪かった・・・。

Shin