終わらないロックンロール

この前NHKで、「矢沢永吉」の“40周年記念コンサート”に密着したドキュメント番組をやってました。
密着したのは朝のバラエティ番組“あさイチ”で、イノッチと一緒にMCを担当しているNHKの看板アナウンサー「有働由美子」さん。

40代前半の有働さんは矢沢のライブを観たのが初めてだったらしく、「矢沢永吉ってこんなにカッコ良かったんだ！」って感激してました。
そう、やっぱりYAZAWAはグレート！なんです。

今回の番組では矢沢が上京して音楽活動を始めた、横浜の“思い出の場所”を訪れるという企画もあって、
印象的だったのは、デビュー前に演奏していた本牧の“ゴールデン・カップ”というライブハウスでのエピソード。

ある日演奏中に客が飲んでいた“ジンライム”を「うまそうだなぁ」と思い、客からもらったチップの千円札を握りしめ休憩時間に近くのバーへ行った矢沢。
その時の味が忘れられず、音楽で食べられる様になった頃、バーに行ってジンライムを注文したんだけど、何かが違う・・・。

その頃には世の中リッチになっていて、昔飲んだシロップを垂らしたジンライムではなく本物のライムが使われていて、「オレにとってはシロップのジンライムが本物なんだ！」と。
矢沢らしいですよね？

そしてもう一つは、“野毛山公園”の山の上にある展望台。
まだ売れる前に一人でそこを訪れ、横浜の街を見下ろしながら、「オレこれからどうなっちゃうんだろう？」って不安でいっぱいだったっていう思い出を語ってました。

その後有言実行でビッグになった永ちゃんですが、すべてが順風満帆とは行かず、
今のボクと同じ48歳の時に、信頼していたスタッフに裏切られ35億円の借金を背負う事に・・・。

その時はさすがに「もうダメだ」って思ったらしいですが、「ざまあ見ろ」的な陰口をたたかれた事で反骨精神に火が点いて、今はもう借金は完済したとの事。

今年リリースされたアルバムのオープニングナンバーでも、“It's Up to You”（お前次第だ！）と相変わらずロックし続ける永ちゃん。
生き方はとても真似できないけど、気持ちだけはそうありたい！と思わせてくれる、永遠に背中を追い続けたい存在です。

Shin

http://www.youtube.com/watch?v=btO6r_xu1Ow&feature=player_detailpage