慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

大人のためのロック・アルバム

2013年03月19日 12時00分58秒 | 音楽

侍ジャパン”負けちゃいましたね、残念!
今までの試合に比べると何か淡白な感じがして、勝利への執念みたいなものが見えなかった様な・・・。

アメリカに行っただけで満足しちゃったのかなぁ?
まぁすぐにシーズンも始まるので、ここは切り替えて行きましょう!

ところで、ボクが最も敬愛する偉大なるソング・ライター「佐野元春」先輩からニューアルバムが届きました!
前に紹介した先行シングル“ラ・ヴィータ・エ・ベラ”を含む通算15枚目のオリジナル・アルバムは、新たな出発を感じさせる最高のロック・アルバム

去年から活動を共にする「コヨーテ・バンド」とのツアーを行いながらレコーディングされたとの事で、
師のキャリアの中では最もバンドサウンドとしての完成度が高い作品と言ってもいいんじゃないでしょうか。

そして近年ますます研ぎ澄まされていく感のある、独特な詩の世界も素晴らしい!

歴史を紐解くと、1980年のデビュー当時には「ブルース・スプリングスティーン」をお手本にした曲のアレンジステージ・パフォーマンスが見られ、
SOMEDAY”のヒット後はニューヨークに渡り、当時日本のメジャーシーンでは革新的だったヒップホップラップを取り入れた作品を発表。

その後ロンドンに渡り、“約束の橋”に代表されるブリティッシュ・ロックのテイストに溢れた作品を発表したかと思えば、
90年代には再び渡米し、ウッドストックアメリカン・ロックへのリスペクトを表現したアルバムを制作。

その間にも“ビート・ジェネレーション”に影響された“スポークン・ワーズ”(詩の朗読です)の形態でのライブを行ったり、
ネットでの音楽配信やライブ中継など新しい試みに次々と挑戦。

サザンミスチルほど商業的に成功している訳ではありませんが、
確固たるアイデンティティーを持った数少ないアーティストの一人だと、個人的に信じて止みません。

しかしこんなに優れたアルバム、コアなファンにしか届かないとしたらもったいないですね!
若い人にも聴いてほしいんだけど、気になるのはこのアルバム、CDショップで“大人のためのJ-POP”っていうコーナーに置かれてたんですよね~。

地元の小さなお店なので、若い人に人気のあるアーティスト以外はそういうくくりになっているみたいですが、
なんかアレ、昔の“演歌コーナー”みたいでやだなー。

Shin

http://www.youtube.com/watch?feature=player_profilepage&v=xgE4xneSCcI