■ 期待はずれのチーム・選手
最大の期待はずれは、コートジボワール。ブラジルが強かったから、やられたのは仕方がない。だからって、あの酷いラフプレーは許せない。もう一つは、デンマーク。もっとずっと強いと思ってた。日本の逆で、試合の順序の運が悪かったけど、日本ごときに負けるようでは、ブラジルさえ脅かしたラウドルップ兄弟の時代にははるか及ばない。
(後日追加。忘れてたけど、真の期待はずれは、優勝に予想したオランダ。ロッベン、ファンペルシーなど油の乗ったあの世代が、彼らの魅力を発揮して勝つことを期待した優勝予想でした(それ自体は、なくはなかったけど)。しかし、実際目立ったのはファンボメル、デヨンといった中盤の潰し屋。展開力やDFの力量の不十分さを自覚した上での、「優勝するにはこれしかない」という開き直り、あるブログの表現を借りれば「持たざるものの抵抗」。批判もイエローカードも覚悟の上、でも勝ちたかった。実際、決勝では、フィールド選手ほとんどのイエローという形でその代償を払い、敗れたわけで、それ自体を批判するつもりはないのですが、個人の趣味として、そんなチームにW杯優勝という栄誉は与えたくない。あんなオランダが優勝したら、私個人としては、このW杯の後味は非常に悪いものになったでしょう。その意味で、スペインの優勝には救われました。)
選手についていえば、コンディションが悪かった選手(たとえばトーレス)は、しょうがない。メッシもロナルドも、チーム事情もあってあの成績なんだから、がっかりでもない。敢えて言えば、ルーニー。チームはひどかったけど、もうちょっと個人で何とかできると思ってた。ちなみに、イングランド、イタリア、フランスは、期待はずれではなく、あの程度じゃないか、と「期待」してたとおりでした。
■ 開催国
強盗等のトラブルがあったそうで、現地に行った方は苦労なさったことでしょう。とはいえ、勝負に響くようなことはなかったし、ジャッジも開催国に偏ることはなかった様子。南アフリカは十分役割を果たしたと思います。
■ 面白い大会だったか
前回よりはずっと。守備の大会という声もありましたが、そうでもない印象。引き分けもアリのグループリーグでは守備的な戦術が徹底でき、勝ちを狙うトーナメントでは積極的な攻撃も遂行可能。冬の大会の好影響はあったと見ます。
■ 日本代表
事前の落ち込みとのコントラストで、けっこう盛り上がった。これを生かさない手はないけど、本当に実力が伸びた結果とは思えない。やっと、ここまでの悪い流れ、停滞を断ち切るきっかけが出来た、というだけ。本田も安泰ではない、というくらい思い切った刷新を進めてほしいものです。その手始めはもちろん監督選び。こんどこそコネはやめてじっくりと!
■ その他1 誤審問題
長年の誤審問題についてターニングポイントになる大会かも。映像技術が進歩し、誤審がスタジアム全体に直ちに、議論の余地なく伝わるようになったのに、「それもサッカーのうち」と従前の価値観にこだわるのはいい加減にすべき。でないと、たとえば米国のファンがつかない(から真の世界大会へと発展しない)。幸い、FIFAは重い腰を上げたようです。
■ その他2 タコの予想
8つ連続で当てたそうで。昨晩行った飲み屋さんでお隣のおじさんが「あそこまで当たるとは偶然ではないだろう」と言ってました(うちの父もそう言ってました)。偶然だとして、一つ一つは当たる確率が0.5だから、その8乗で、約0.0039。「でたらめに選んでいる。当たったのは偶然だ」という帰無仮説の下で、8回連続成功する確率が0.4%くらい。まあ、めったにないことですが…やっぱり偶然でしょう。
■ 大会全体
初優勝が出たことを慶びたい。スペインはテニス、F-1、Moto GP、バスケットとスポーツが全体的に強くなってきているので、サッカーの代表の上昇も、その流れで、経済を立て直せれば、今後もしばらく強豪でい続けられるのでは。イタリア、フランスが早期に敗退、王者ブラジル、ドイツも破れる。後進国だったアジア、USAも上昇の兆し。誤審問題も含め、あとで振り返ったときサッカーの歴史が移り変わる契機となる大会だった、ということになるかも。2014年はブラジル大会、ブラジルの友人を頼って現地にいけるか、楽しみです。
最大の期待はずれは、コートジボワール。ブラジルが強かったから、やられたのは仕方がない。だからって、あの酷いラフプレーは許せない。もう一つは、デンマーク。もっとずっと強いと思ってた。日本の逆で、試合の順序の運が悪かったけど、日本ごときに負けるようでは、ブラジルさえ脅かしたラウドルップ兄弟の時代にははるか及ばない。
(後日追加。忘れてたけど、真の期待はずれは、優勝に予想したオランダ。ロッベン、ファンペルシーなど油の乗ったあの世代が、彼らの魅力を発揮して勝つことを期待した優勝予想でした(それ自体は、なくはなかったけど)。しかし、実際目立ったのはファンボメル、デヨンといった中盤の潰し屋。展開力やDFの力量の不十分さを自覚した上での、「優勝するにはこれしかない」という開き直り、あるブログの表現を借りれば「持たざるものの抵抗」。批判もイエローカードも覚悟の上、でも勝ちたかった。実際、決勝では、フィールド選手ほとんどのイエローという形でその代償を払い、敗れたわけで、それ自体を批判するつもりはないのですが、個人の趣味として、そんなチームにW杯優勝という栄誉は与えたくない。あんなオランダが優勝したら、私個人としては、このW杯の後味は非常に悪いものになったでしょう。その意味で、スペインの優勝には救われました。)
選手についていえば、コンディションが悪かった選手(たとえばトーレス)は、しょうがない。メッシもロナルドも、チーム事情もあってあの成績なんだから、がっかりでもない。敢えて言えば、ルーニー。チームはひどかったけど、もうちょっと個人で何とかできると思ってた。ちなみに、イングランド、イタリア、フランスは、期待はずれではなく、あの程度じゃないか、と「期待」してたとおりでした。
■ 開催国
強盗等のトラブルがあったそうで、現地に行った方は苦労なさったことでしょう。とはいえ、勝負に響くようなことはなかったし、ジャッジも開催国に偏ることはなかった様子。南アフリカは十分役割を果たしたと思います。
■ 面白い大会だったか
前回よりはずっと。守備の大会という声もありましたが、そうでもない印象。引き分けもアリのグループリーグでは守備的な戦術が徹底でき、勝ちを狙うトーナメントでは積極的な攻撃も遂行可能。冬の大会の好影響はあったと見ます。
■ 日本代表
事前の落ち込みとのコントラストで、けっこう盛り上がった。これを生かさない手はないけど、本当に実力が伸びた結果とは思えない。やっと、ここまでの悪い流れ、停滞を断ち切るきっかけが出来た、というだけ。本田も安泰ではない、というくらい思い切った刷新を進めてほしいものです。その手始めはもちろん監督選び。こんどこそコネはやめてじっくりと!
■ その他1 誤審問題
長年の誤審問題についてターニングポイントになる大会かも。映像技術が進歩し、誤審がスタジアム全体に直ちに、議論の余地なく伝わるようになったのに、「それもサッカーのうち」と従前の価値観にこだわるのはいい加減にすべき。でないと、たとえば米国のファンがつかない(から真の世界大会へと発展しない)。幸い、FIFAは重い腰を上げたようです。
■ その他2 タコの予想
8つ連続で当てたそうで。昨晩行った飲み屋さんでお隣のおじさんが「あそこまで当たるとは偶然ではないだろう」と言ってました(うちの父もそう言ってました)。偶然だとして、一つ一つは当たる確率が0.5だから、その8乗で、約0.0039。「でたらめに選んでいる。当たったのは偶然だ」という帰無仮説の下で、8回連続成功する確率が0.4%くらい。まあ、めったにないことですが…やっぱり偶然でしょう。
■ 大会全体
初優勝が出たことを慶びたい。スペインはテニス、F-1、Moto GP、バスケットとスポーツが全体的に強くなってきているので、サッカーの代表の上昇も、その流れで、経済を立て直せれば、今後もしばらく強豪でい続けられるのでは。イタリア、フランスが早期に敗退、王者ブラジル、ドイツも破れる。後進国だったアジア、USAも上昇の兆し。誤審問題も含め、あとで振り返ったときサッカーの歴史が移り変わる契機となる大会だった、ということになるかも。2014年はブラジル大会、ブラジルの友人を頼って現地にいけるか、楽しみです。