5年前の今日も、寒の戻りなのか寒い日でした。
5年は長い月日ですが、5年経っても東日本の震災の傷痕はいまだ深いように思えます。
岐阜に住んでいる私ですらそう感じるのですから、東北にいらっしゃる方はなおのことでしょう。
ことに、福島の問題は何にも解決には至っていないような気がします。昨日、安倍さんが福島で「元通りの暮らしを目指す」というようなことを言っておられましたが、元通り、なんて軽々しく言ってはいけない!と、憤慨してしまいました。
元通り、というのは、たとえば学校にいくと仲良しの子達と馬鹿話が毎日できるとか、秋になったら庭の柿をもいで食べられるとか、そういう、書類には載ってこない部分にこそ大事なことがあるんじゃないかな。
それなのに、何だか経済にばかり話題が集中して、お金の問題さえクリアすれば元通りのような話になってきていて、最近怒りっぽい私は、テレビに向かって「蹴飛ばしてやる!」と叫んでいたのでした。(こんなことを書いて大丈夫でしょうかね(笑))
地震と津波、原発事故で恐ろしい体験をされた方々に、本来の暮らしと心穏やかな日々がやって来ることを祈っています。