つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

後ろからめがね

2013-07-14 20:46:30 | 日記
私は好んで大勢の場所に行ったりはしないけれど、行ったら行ったで、結構喋る。
その場の人を楽しませようとも全く思ってないし、その場の人たちがうるさければうるさいほど私もうるさくなる。
そういうのは別に自分らしいような気がしていて、実の私と乖離していると思ったことはない。
四文字縛りのしりとりも楽しめる。

しかし、それが終わったあとの疲労感と言ったらなくて、お腹が空いているのかもいっぱいなのかもわからず、ぐったりと動けなくなる。
コーヒーも音楽も要らなくて、スマートフォンでネットサーフィンもできなくて、ただ動けない。

前日、仕事帰りが遅かったにも関わらず、ギターを弾いてしまったことと剥げ剥げになっていたマニキュアを塗り直していて十分に寝ていなかったこともある。

寝苦しいのだけは避けようと、エアコンのドライモードを付けっぱなしで、一人がけのソファとスツールに橋渡しになる。
そこで7時間、歯を磨いて化粧を落として、ベッドに移ってさらに5時間。
久しぶりに朝から予定がなくて、本当に久しぶりによく眠ったという感じがした。

朝起きるとお腹が空いていることがわかって、冷蔵庫に古い生卵一個しかなかったものだからそれを捨てて、引き出物のバームクーヘンを切る。
大きな一切れを食べたところで、今私はバームクーヘンが食べたかったのではなかったと気がつく。

大勢も少数も、大人だから大抵自分で選ぶことができる。
とすると私はやっぱり少数を選ぶ。
少数というか、基本的には私と誰かの2人の関係になってしまう。

昔からそうだ。
誰かと交われる希少性というのは、ただの点と点だと私は思っているから、複数人が集まるとその共有は難しくなる。

もういよいよ引っ越しが近いので、全然計画通りに進んでいない、というか、ほとんど進んでいない荷造りをする。
大きなゴミ袋を広げながら、要らないものをそこに投げ入れながら、荷を作る。
捨てるというのは、気持ちがいい、
そんなにいっぱい要るものなんてない。

しかし、昨日の疲れのせいか全くはかどらない。
バームクーヘンではないもの、何か辛いもの、スンドゥブが食べたいと思って外に出る。
遊園地の中にあるチェーンのスンドゥブ屋さん。
初めて入ったけれど、パンチのないスンドゥブだった。
辛さは1~6の、4ではあったのだが。

ただ、ようやく疲れが抜けてきて、遊園地内のショッピングモールを見て回る。
新居にのれんをかける場所があるのだけど、そこにかける布を探していた。
花の刺繍がされたストールを買う。

そうしているうちに外は土砂降りになっている。
置き去りの自転車を思いやる。
そのうち止むだろうと、ゆっくり店内を見ていてもなかなか止まない。
することがないので、ざーざー降りの雨が遊園地のアトラクションを濡らす様をしばし眺める。

引っ越しの翌日はけいこの還暦祝いだし、そのあとはフジロックだし、部屋はいつできるだろう。
そうだ、フジロック、と思い立って日焼け止めを買いに行く。
良くないと思いつつ、私は日焼け止めを常用しないので、買わないと手元にないのである。