つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

絶対にそうじゃない

2013-07-16 01:08:31 | 日記
引っ越し前に、新居に新しい家具を先んじて各購入先から搬入する。
暑い中、そして通りところ、友人は手伝いに来てくれて、私が机の4本脚を取り付けている間に重たいベッドを全部一人で組み立ててくれた。

今住んでいるところの倍近くの広さになる。
段ボールを片付けるのも、一時的に荷物を置いておくのも広いというのは本当にやりやすい。

古い建物だから、スイッチとか黄ばんでいるし、昔何かに使っていたのであろう得体のしれないものは随所にあるし、敷地内ゴミ置き場はないし、エアコンが業務用で電気料金が倍くらいになるし、トイレはウォシュレットはないし、玄関の扉は事務所仕様だし、色々と設備は今のクオリティよりも下がるけれど、でも、なんだかとても好きになれそうである。
風も良く抜ける。

特段何もない広い道路の街並みや、あぁこの辺りに住んでいる人なのだろうという街の人。
別に地方者の私はここに何も所縁はないのだけれど、この辺りというのは私にとって肌馴染みが良いというか、落ち着く。
それとは相反するけれど、高揚もする。
なんだかよくわからないけれど、私はこの住宅街が好きで、東京らしからぬ雰囲気なのにも関わらず都心、というところがすごくお気に入りなのである。

ウッディ、キッチュ、モロッコ、が今回の部屋づくりのテーマ。
新しい家具は、木の匂いがきちんとしそうなものをネットで選んだ。
7月の終わりまでインテリアをゆっくりと作る暇はほとんどないけれど、新たな城を築きたい。
取り急ぎ、玄関の扉の事務所感からなんとかしたい。

今の住まいから自転車で10分という距離なので、夜にまた少し荷物を運びに出る。
引越し屋の段ボールが足りていないのと、ぐしゃっとなったら困るもの、例えば筆、例えばワイングラス、を注意を払いながら自転車を走らせる。
昼間の空気と打って変わって、晩夏の夜のような風が吹いている。

また今の場所に戻ってきて、荷造りをする。
どうやってあんなところに入れたか分からないのだけれど、高くて奥深い収納に押し込んだルクルーゼの鍋に手が届かない。

冷凍庫に霜がいっぱいついているけれど、これは移動の際に電源を切るとどうなるのだろう。
冷蔵室が水浸しとかになるのだろうか。
新居についたら乾燥ワカメが戻って増えていたらどうしよう。
昆布のがぬめって出汁を出していたらどうしよう。