ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

セミフレッド

2010-04-02 | ドルチェ
生まれて初めて口にしたときの印象がよくないと、もう一度それに挑戦してみようという気がおきない。これって、いわゆる「食わず嫌い」ではなく、もしかして「口に合わない」なのかな?でも、やはり3度くらい食べてみないと「口に合わない」とは言っちゃいけない気がする。

中学生の頃に、初めてライチを食べた。生温くてぶよぶよしていて甘くもなく美味しいとは思えなかった。それから、ライチは果物の王様だとかいわれているが、一向に食べたいとは思わない。

セミフレッドも最初に食べたときに、食感:「ぐにゃ」、味:「激甘」、そして溶けかかっていたので、何と形容していいかわからなかった。「セミレッドはこういうものだ」という表現が見つからなかったのだ。これは何度か食べてみないと自分のなかで納得いかないと思っていた。しかし、昨年フィレンツェで自分で作ってみてやっとわかったよ。あ~すっきりした!とはいえ、これを読んでいてセミフレッドを食べたことがない人にとってはどんなものかわからないですよね。ひと言で言えば、アイスとムースの中間のデザートです。ぜひ食べてみてください(笑)


栗の渋皮煮があったので、少し砂糖を控えめにして作ってみた。これからの季節におすすめ。
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