ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

11月13日ー11月14日

2011-01-20 | イタリア滞在記
11/13 ルッカのメルカートへ行く。屋台で「パスタ フリッタ」と「ポレンタ フリッタ」を買う。朝食代わりにつまみながら歩く。フリッタなのでもちろん揚げ物。どちらも塩がパラッとふってあるだけで、かなりお腹にたまるし激しくアゴを使う。メルカートへ出かけるとその街の自然な表情が見える。自分が部外者ではなくて普段着で街になじんでいるようで、うれしくなる。のんびりと買い物をしながら食べたフリッタはどちらも美味しかった。

11/14 この日は、学校の行事のひとつとして、シエナからトリュフ祭りへ出かけた。その辺りのトリュフの産地である「San Giovanni d’Asso」にて毎年行われているようで、私たちはシエナ駅から昔ながらの蒸気機関車で往復をしてきたのである。機関車には日本人の観光客も乗っており、日本人というのはどうしてこんな小さな街のお祭りの存在を知っているのか感心する。

昼食はトリュフ尽くしでお腹がいっぱいなるよと事前に聞いていたのだが…残念なものでした。同じテーブルになったやはりルッカから来たおじさまおばさまたちと楽しく話ができていたのもつかの間、出てくる料理、そのタイミング、カメリエーレの態度などなど不満を持ったのは私たちだけではないようだった。こうした小さな街のお祭りというのは、そこに住んでいる人たちの一生懸命さが伝わってくるので本当は文句なぞ言いたくはない。事実、街の散策はとても楽しいものだったので、だからこそ食事だけが本当に残念。でもね、日本人の観光客もそうだけれど、イタリア以外の国から多くの人が訪れていて、その人たちにとっては多分二度とない経験なわけなのよ。サービスを提供する側にとっては何百人が相手かもしれないけれど、サービスを受ける側はそうではない。仕事においての基本だと言ったら言いすぎか?

お仲間紹介
同室だったPちゃん。名古屋から参加の彼女は毎晩のようにイタリア語の睡眠学習をしていた!レストランで働いているため、手際がよくてテキパキと動く。何事にも一生懸命で、自分の気持ちを素直に表していた姿はいつまでも皆の記憶に残るだろう。

せっかくなので、蒸気機関車と一度は買ってみたいトリュフの写真を!

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