ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

桃ざんまいからの柿の話

2014-08-14 | 日記・エッセイ・コラム
そういえば、山梨では実がガリガリした桃を食べると知人から聞きました。これは驚きです!子どもの頃から、夏のおやつは桃!という環境で育っているので、柔らかくてジューシーな桃以外は正直なところ、???となってしまいます。ところが、ガリガリした固い桃、実際に食べるそうです。なんでも、好きな人は桃の汁がしたたり落ちないところがいいとか!これは興味深いです。どのあたりがどんなふうに“美味しい”というのか、そのポイントを聞いてみたいです。

といいますのは、イタリアでは柿を食べるのですが(イタリア語でもカキと言います。日本から入っているのでそのままなんですが、単数ならカコ。複数ならカキ。日本人からすれば変ですよね)、イタリア人はみなやわらか~い柿を好み、グチュグチュにして食べるのが普通なんです。そんな熟しすぎた柿を食べるなんて、と思われるかもしれません。しかし、実際に食べてみると、わりとイケます。売っているのも柔らかい柿ばかりなので、イタリア人はこれ以外の柿は知らないかもしれません。

所変われば食べ方も変わるし、研究のしがいがあるなあとジューシーな桃を食べながらイタリアの柿をふと思い出しました。


こちらはイタリアで食べた柿を使ったデザート。ココナッツのタルトに柿のソースがかかっています。どう、この組み合わせ
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