ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

11月5日ー11月7日

2011-01-11 | イタリア滞在記
11/5 なぜか予定メニュー以外のものの担当になってしまった。それは「シチリア風のカポナータ」。シチリア風は作ったことがなかったし、ほとんどひとりで作っていたので作り方をしっかり覚えることができたが、シェフから「これは今日は食べないから。月曜の夜に食べようね」と言われる。しかし、実際は言った本人がその言葉をすっかり忘れていたようで、冷蔵庫にいつまでも入っていて、「これはいつ食べるの?」とこちらからプッシュしてやっと味わうことができた!

ちょうどドルチェを食べていたとき、「日本人は胃袋がもうひとつあるんだろう?」と聞かれた。「そうそう、ベツバラって言ってね…」と説明したところ、「ベツバラだってさ!」とものすごくウケました。どのへんがウケたのかわからない。。。

11/6 土曜は唯一1日フリーなので、あらかじめ何をするか決めておいた。この日はFirenzeに住んで7年になるというMakiさんとFirenze中央市場を巡る。実は初めて会う人だった。というのも、彼女のお父さんと私はSNSでのつながりがあるため。今回の私のイタリア行きを知って、お父さんがMakiさんに連絡をしてくれたという流れ。彼女は以前に中央市場で働いていたこともあり、質のいいものを安心して買うことができた。忙しい中を時間を割いてもらい、慌ただしくルッカ行きの電車に乗込んでしまった。もっと時間があれば話をしていたかったが、それは次回にとっておこう。

11/7 同じ宿舎に滞在している仲間たちとチンクエテッレへ出かける。かろうじて傘をささずに済んだが、海を見るには寒すぎる。マイペースのブラジル人はいつのまにかジェラートを食べていた。2度も。ていうか、首にマフラー巻いてるのに! 22歳のロシア人は人生初めての“海”。それで、なのかどうか、昼食をとったレストランの目の前の海に、膝まで浸かって叫んでいました!!!



写真はチンクエテッレの看板たち 看板だけでも美味しそう!

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11月1日ー11月4日

2011-01-06 | イタリア滞在記
11/1 この日からやっと包丁を持つ。しかし、最初に渡されたのは小さくて使いにくいイタリアのナイフ!もちろん切れ味なぞ求めてはいけません。これがこれとして使われているのはそれなりの理由があるのですから(^^;
日本の包丁のように扱おうとするから「切れない!」と感じるのです。例えば右手にこのナイフを、左手にセロリを持って鍋の上から上手に下へ切り落とすマンマの映像が頭に浮かぶでしょう。まな板を使わずに手早く材料を切るにはとても適しているのだから。そうはいっても、やっぱ切れなくてイライラしたよ!

11/2 「魚介のリゾット」を作った時のこと、「魚を使った料理は魚臭く(日本でいうところの生臭いこと)なってはいけない。海の味がしなくてはいけない」と教えられた。わかっていたようでわかっていなかったことだけに、しっかりと胸に刻んだ。

この日のセコンドに「ツノザメ」を使った。この後何度も食することになったが「ホシザメ」と並んでイタリアではよく食べられる。クセがなくて美味しい。しかし、サメの肌はやっぱり“鮫肌”だということになぜかえらく感心した!

11/4 細かい手仕事はやはり日本人がダントツで習得が速い。“見て真似る”ということが体にしみついているいるかのようだ。ニョッキの成型にも国民性が顕われていた。大きさや形、そしてテンポが微妙に皆違っている。しかし、アメリカ人のご婦人(イタリアを旅行中でオプションとして料理教室にやって来た)にカメラを向けると、満面の笑みを浮かべてくれた。アメリカ人らしいし、何よりも楽しんでいることがにじみ出ている笑顔がいい。

お仲間紹介:
アーティスティックな面を持つブラジル人の彼は、サンパウロからやって来た。日系人が多く住む場所に暮らしているのだから当然と言えば当然だが、日系人の友人が多いという。週に2~3回は日本食レストランに行って食べるものは“寿司、天ぷら、すき焼き、焼きそば、しめじ”。「ん?」“しめじ?”彼が呼ぶ“しめじ”とはいったい何?異国の地で変化する日本料理か?

写真は“鮫肌”とブラジル人の作品
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新年の決意?

2011-01-03 | 日記・エッセイ・コラム
明けましておめでとうございます。
わくわくドキドキの2011年になるか、それともやっぱり今年も波瀾万丈の1年になるか、神のみぞ知るのかしらね~!まあ、健康で暮らせること、これが一番の願いなんですが、今日は初詣に行ってそんなようなお願いごとをしてきました。

そういえば、2011年になった途端にmaritoがこんなことを言った。「今年も、がんばろうね」確か、右手をキュッと握っていた。なので、私も思わず「そうだね、がんばろうね」と言ったのだが、私の顔は見ていなかった。更に、「がんばろうね」の「ね」と同時に小首をかしげていた。

それで、直感で思った。“誰かが乗り移った!”そういえば、夕食の時に「目が回る」と言っていた。そんなことは今までなかったので、何かの前ぶれだったのではないかと思う。数分後に、新年になった時に言ったことを覚えているか尋ねてみたが案の定覚えていない!

憑衣というのはなるほどこうやって起きるのかと感心しています。特に怖さは感じなかった。というのは、出てきた言葉が“前向き”なものだったから。これに尽きる。もしmaritoの性格からは考えられないような言葉を発したのなら私の反応も違っただろうけど!ただね、乗り移ったのは女性もしくはオネエ系 なぜ~???




そんなこんなで始まった今年ですが、みなさまよろしくお願いします(^_^)
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