「エクソシストとの対話」は、ノンフィクション作家の島村奈津さんの作品。島村さんといえばスローフード関連の著作が多くあり、私も愛読しているが、こちらはジャンルが全く異なる。
日本人にとって、キリスト教徒でもない限り教会はもちろん身近な存在ではないし、ましてや礼拝や数々の宗教的行事などというのは、すんなり溶け込めるものではない。けれど、それらはごく普通の市井の人々が足を運ぶ地域に根ざした存在であって、私たちが神社やお寺にお参りに行ったりするのと同じことと考えれば納得できる。
悪魔あるいは悪魔的なものがいるかもしれないし、見える人もいるだろう。あるいは、ふとした時に自分以外の何かに突き動かされた経験がある人もいるだろう。科学で解明できなくても、不思議なことはいくらでもある。
苦しんでいる人のために祈る人がいて、薬を与えるでもなくお金を払うでもなく、ただ祈ってくれる人がいて、それで苦しんでいる人が救われる。そんな人と人との結びつきが、システマチックな世の中なんていうものができるはるか昔から存在していた。
読書の秋にいかがですか?
日本人にとって、キリスト教徒でもない限り教会はもちろん身近な存在ではないし、ましてや礼拝や数々の宗教的行事などというのは、すんなり溶け込めるものではない。けれど、それらはごく普通の市井の人々が足を運ぶ地域に根ざした存在であって、私たちが神社やお寺にお参りに行ったりするのと同じことと考えれば納得できる。
悪魔あるいは悪魔的なものがいるかもしれないし、見える人もいるだろう。あるいは、ふとした時に自分以外の何かに突き動かされた経験がある人もいるだろう。科学で解明できなくても、不思議なことはいくらでもある。
苦しんでいる人のために祈る人がいて、薬を与えるでもなくお金を払うでもなく、ただ祈ってくれる人がいて、それで苦しんでいる人が救われる。そんな人と人との結びつきが、システマチックな世の中なんていうものができるはるか昔から存在していた。
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