
パンケーキブームのおかげで、リコッタチーズの認知度はかなり上がっているのでしょうか?TVのグルメ番組などで「リコッタチーズの入ったパンケーキ」なんて紹介されたりしていますから、イタリア料理をよく知らなくてもリコッタという名前は知っているかもしれませんね。
20年ほど前のこと、なんとなく買ったイタリア料理の本に、“リコッタ タルト”というドルチェが載っていました。写真がきれいでなんとなく買った本だったのですが、大好きなクルミや松の実が入っているのでこれは絶対美味しいに違いない!と確信して作ってみることにしました。けれど、その頃、リコッタチーズというのがどんなものか見たことがなかったんです。なにせ20年も前、いわゆる“イタめしブーム”の頃?まだまだイタリア料理=高級店!という扱いでしたから、一般人には“リコッタチーズ”???てな感覚でしたね(^^;
幸いにもその未知の食材は、近所にあった高級スーパーで買うことができ、リコッタ タルトを完成させることができました。初めてのリコッタを使ってまあまあ美味しかったことと、それから数年後にはイタリア料理にすっかりはまっていったことをちょっと思い出しました(^^)/
さて、サルデーニャで食べたリコッタは、泊まっていたアグリツーリズモで育てている羊のリコッタ。四方を羊に囲まれているような感覚に陥る、日本では味わえないものでした。すりおろしたオレンジの皮と、ほんの少しのハチミツで極上のドルチェをいただいている気分になりました。


私のレッスンでは、リコッタチーズはいつも手作りするところから始めます。コツをつかんで美味しいクレープに仕上げましょう!!!
