Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

カンブルラン指揮読響「マーラー:交響曲第6番」2013.03.19批評(No.2242)

2013-03-19 23:56:30 | 批評

わずか1日で『緻密な音作り』が加わった『無限に広がるかのような響き』を聴かせた「カンブルランの真面目なマーラー」


 前日の「サントリー名曲シリーズ」でも「ブラヴォーの嵐のみ」だった カンブルラン + 読響「マーラー:交響曲第6番」だったが、本日の「定期演奏会」では「ブラヴォーが3倍くらい」で、「拍手も2倍くらい」。方向性は全く同じであったが

弦楽器が「和声の積み重ね」になった時の「低弦からの豊穣な響き」が実現した!


が最大にして、画期的に良くなった点!
 昨日の「サントリー名曲シリーズ」の「ステレオ効果抜群の良さ」はそのままに、

  1. 「弦楽器の和声」が充実


  2. その上で歌う「木管楽器の響き」も、さらに豊かになった!



である。
 更に付け加えれば、(ほんのわずかなのだが)

フレーズが切り替わる際の「タメ」が深くなり、「音楽の彫り」がさらに深くなった!!!


  「読響の聴衆」は、昨日も今日も素晴らしい。演奏中も楽章間の「楽章終了直後」も「終演後」も、それはそれは「名演の余韻をいつくしみ」静寂を保つ。カンブルラン が終演後に「手を降ろす」まで静寂は保たれ、盛大な拍手が舞う。そしてカンブルランが客席を振り向いた瞬間の「ブラヴォーの盛大」なこと!!!

 だが(来月からの)読響来シーズン予定に「マーラー」は全く無い。交響曲も無ければ、歌曲も無い。

今シーズンだけで、第2番「復活」 = 下野竜也指揮、第9番 = 尾高忠明指揮、第5番 = セゲルスタム指揮、第6番「悲劇的」 = カンブルラン指揮 と全てが名演なのに(爆涙




2014年4月から『カンブルラン X 読響』のマーラー交響曲全曲シリーズ が始まる予感!!! がした「定期演奏会」だった



 是非是非、実現して欲しい! と私高本は心から願う次第である。今日のマーラーを聴けて、私高本は幸せである。
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