わずか1日で『緻密な音作り』が加わった『無限に広がるかのような響き』を聴かせた「カンブルランの真面目なマーラー」
前日の「サントリー名曲シリーズ」でも「ブラヴォーの嵐のみ」だった カンブルラン + 読響「マーラー:交響曲第6番」だったが、本日の「定期演奏会」では「ブラヴォーが3倍くらい」で、「拍手も2倍くらい」。方向性は全く同じであったが
弦楽器が「和声の積み重ね」になった時の「低弦からの豊穣な響き」が実現した!
が最大にして、画期的に良くなった点!
昨日の「サントリー名曲シリーズ」の「ステレオ効果抜群の良さ」はそのままに、
「弦楽器の和声」が充実
その上で歌う「木管楽器の響き」も、さらに豊かになった!
である。
更に付け加えれば、(ほんのわずかなのだが)
フレーズが切り替わる際の「タメ」が深くなり、「音楽の彫り」がさらに深くなった!!!
「読響の聴衆」は、昨日も今日も素晴らしい。演奏中も楽章間の「楽章終了直後」も「終演後」も、それはそれは「名演の余韻をいつくしみ」静寂を保つ。カンブルラン が終演後に「手を降ろす」まで静寂は保たれ、盛大な拍手が舞う。そしてカンブルランが客席を振り向いた瞬間の「ブラヴォーの盛大」なこと!!!
だが(来月からの)読響来シーズン予定に「マーラー」は全く無い。交響曲も無ければ、歌曲も無い。
今シーズンだけで、第2番「復活」 = 下野竜也指揮、第9番 = 尾高忠明指揮、第5番 = セゲルスタム指揮、第6番「悲劇的」 = カンブルラン指揮 と全てが名演なのに(爆涙
2014年4月から『カンブルラン X 読響』のマーラー交響曲全曲シリーズ が始まる予感!!! がした「定期演奏会」だった
是非是非、実現して欲しい! と私高本は心から願う次第である。今日のマーラーを聴けて、私高本は幸せである。