Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ムソルグスキー「展覧会の絵」 1(No.2247)

2013-03-29 23:36:17 | ピアニスト・佐伯周子

佐伯周子がムソルグスキー「展覧会の絵」を弾く


と聞かされた時、真っ先に感じたのは「えっ? そんなレパートリーも持っていたんだ!」であった。身近にいてもよくわからん><

 ムソルグスキーは、大作曲家として認められているが、実は「展覧会の絵」とオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」の2作品しか、オリジナル作品は流通していない。「はげ山の一生」は編曲モノなのだ><

 2作品とも名作中の名作だが、ピアノソロとオペラと言うレパートリーの乖離により共通点は見出し難い><


ムソルグスキー「展覧会の絵」の「物語展開」


 これは有名であり、誰でも理解できる容易なモノ。

「私(=ムソルグスキー)」が亡くなった友人画家ハルトマンの回顧展示会に行く。「プロムナード」と呼ばれる回廊を渡り歩きながら10枚の絵を見入る。「絵の世界」に引き込まれてしまう「私」


 これが全て。10枚の絵を紹介しておこう。

  1. 小人


  2. 古城


  3. テュイルリーの庭 - 遊びの後の子供たちの口げんか


  4. 牛車


  5. 卵の殻をつけた雛の踊り


  6. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ(金持ちなユダヤ人と貧乏なユダヤ人)


  7. 市場


  8. ローマ時代の墓


  9. 鶏の足の上に建つ小屋


  10. キエフの大門



 「終曲 = キエフの大門」が「プロムナードの発展形の1つ = 変奏曲」になっていることもあらかじめ知っておいた方が楽しめるだろう。


 実演もCDも「無数と言って良いほど多数ある」曲であり、私高本も相当数の演奏を聴いて来た。名演もある。だが印象深いのは

ピアノ版演奏でも、「編曲版」があまりにも多い事実


 佐伯周子は「原典版を弾く」と断言してました。

(「2」に続く)
コメント
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