指揮者=ビシュコフの「全体像把握」、N響のアンサンブル力、新国立劇場合唱団の声量不足、ソプラノソロの不安定。相互に悪影響を及ぼしてしまった ヴェルディ「レクイエム」
既に、同じ曲 = ヴェルディ「レクイエム」を録音までしている ビシュコフ が満を持して、披露してくれた公演だが、合唱付きの曲である 新国立劇場「魔笛」 や 東京交響楽団「テ・デウム」に比べて、遥かに少ない「ブラヴォー」であり、実際の演奏もその水準だった。何が原因なのか?
ビシュコフ自身の「楽曲分析(アナリーゼ)」不足
広大でデッドな NHKホール の響き
N響 のアンサンブル力不足(「ドイツ音楽に偏向」かも)
新国立劇場合唱団の声量不足
ソプラノソロの不安定
練習不足(時間不足)
の内、1つ以上のどれかが原因だろう。特定するには「リハーサル見学」が必要。私高本は全くわからない。上記の内、「ソプラノソロ」は(おそらく)ビシュコフ自身が引っ張って来たソプラノと見受けられるので、ビシュコフ本人の「見込み違い」に当たる。
いろいろと「問題あり」と感じたことはある。
『舞台配置』が変。第1ヴァイオリンを「後方プルト」ほど客席から遠ざける
ティンパニ&大太鼓2種を「正面」に配置
ソリストは指揮者のすぐそば、だが、合唱団は信じられないほど「奥」
舞台手前座席を「1列」残し、P2列は発売
これらは「公演成功の足を引っ張る」要因なのだが、どれが最大の原因か? はわからない。私高本が「猫頭ヒョーロンカ」だからでは無い。これを「演奏会1回」聴いただけで判断できれば、「神」の領域である(爆
明日の演奏会は「ヴェルディファン」であるならば、近付かない方が無難。「1日経てば別!」の可能性もあるが、「全く同じ、かそれ以下」の可能性の方が高い。収録もしないし><
尚、
ビシュコフ自身は「新国立劇場合唱団」に大いに不満!
であり、1回も「合唱指揮者を立たせなかった」ことも附記して置く。私高本の判断では、「新国立劇場合唱団の声量不足」はあることにはあったが、最大の原因では無い、なのだが(爆