Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

吉田朱里 ライト振付「白鳥の湖」オデットにて鮮烈デビュー(No.2715)

2023-06-15 23:53:14 | 批評
2016年池田理沙子が「ソリスト」で入団 → 全幕モノ主役デビュー して以来、7年ぶりの全幕モノ主役デビュー、しかも、最下位のアーティスト = 吉田朱里 で(良くも悪くも)話題沸騰の 吉田朱里全幕モノ主役デビューである。

吉田朱里、2幕&4幕 オデット は万全、3幕 オディール は「後ちょっと」デビュー


であった。
  まず、背丈&手足の長さ。小野・米沢・木村・柴山(← ライト振付「白鳥の湖」オデット&オディール踊った全員)よりも身長高く & 手足長い である、と見えた。異論ある人はコメントに書き込んで下さい。
 脚を前に蹴り上げる「速度&高さ」が半端無く「速く&高く」であり、これは「魅せる」。ツートップと言われて久しい、小野&米沢よりも「魅せる」。これは魅力である。
 学生団体入れて、C&D券発売無しの公演、「ブラヴォー隊」が下の階(1階か2階かは不明、多分B席、だから2階)に2名来てくれて、盛大にブラヴォーを浴びせてくれていた、ありがとうございます。実際「ブラヴォー」演技だった!(D券 → B券 は懐痛かったと思います)
 手放しで良い訳では無い。3幕オディール は3名のベテランの「妖艶さ」は時間が掛かることは理解できるが

オディール「フェッテ」は32回転軸足ずれないで決めて欲しかった


「妖艶さ」とは無関係。11日夜の小野絢子もずれていて、「難しい箇所」は判るのだが、ここを「観に」来る客は(私高本を含め)多い。17日昼公演は決めて下さい。


新年1月2日「くるみ割り人形」にて、プリンシパル昇格直後の木村優里が転倒&骨折で、6月「白鳥の湖」公演までキャンセルになった。代役は意表を突く 吉田朱里。2021年入団の最下層=アーティストである。5月17日発表直後から(主として木村優里ファンの罵倒を中心として)批判された。
新国立劇場バレエは「3階&4階しか聴かない」主義の私高本は、「3&4階C&D席販売無し」の公演でデビューを迎える 吉田朱里デビュー を聴くには、熾烈な「Z席争奪戦」を勝ち抜くしか無い。何とか最後方の座席を確保した。内側は「共学高校団体」で演奏直前まで騒がしいし、演奏開始後もしゃべる。4階席「ブラヴォー隊」はいないだろう、って状況で初台に迎えた。


1幕はオデット&オディール出ないのでパス。

2幕オデット、素晴らしい。

長身&手足長い 吉田朱里 の長所を生かした 渡邊 のフォロー


特筆すべきは、第4幕で 吉田朱里 がコケ掛けた時のフォロー。良くぞ救ってくれました、渡邊!

渡邊との共演で「全幕モノ主役デビュー」出来た 吉田朱里 は幸運


組めるのは強運。


吉田都芸術監督の評価は如何に?

評価良ければ、スケジュール見ると、年末年始の「くるみ割り人形」は6キャストになりそうなので、主役起用と感じる。それまでも、主要な脇役起用だろうが、新国立劇場バレエは脇役発表は遅いので、次は「くるみ割り人形」のような気がする > 全幕モノ主役 観るのは。
「くるみ割り人形」は 吉田朱里 主演の日買いますよ。
コメント
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