Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ボストンとスタインウェイの弦張力とハンマー重量・鍵盤重量・ピアノ重量の関係=原因と結果(No.2988)

2024-11-12 14:01:24 | グランドピアノの買い方・選び方

ピアノ弦は「大きな音を出す為に強く張る」


だが

「強く張るほど、倍音が出なくなる」


である。

スタインウェイは弱い張力で倍音豊かだが、音量充分


である。

外リム+内リム一体成型の効果


である。

ボストンは「外リム+内リム一体成型」実施だが、張力は他社並み



の設計と考えられます。恐らく「当時のカワイ」張力。

スタインウェイジャパンの「ボストン」説明ではBoston Grand GP-156 PE - Steinway & Sons
>ほかのピアノに比べて、ボストンピアノは弦の張力を低くしています。
>弦の張力を軽減することによって、テーパー状のより大きい響板を採用することが可能となり、
>音を長く保つ豊かな響きが得られるとともに、ピアノ自体の耐久性も向上しています。

とありますが、実際は「ボストン弦張力はカワイ並み」で低くありませんwww

張力を支えるのが鉄骨製造フレーム


張力強いボストンの方が重くなります。ハンマーも重い必要が生じます。すると鍵盤重量も大きくなります。

鍵盤重量 スタインウェイ=47g,ボストン=55g


15%ほど、ボストンが重いです。フレーム重いとピアノ重量が重くなります。

  1. ボストン156PEII 311kg
  2. スタインウェイS-155 267kg
  3. ヤマハC1X161 290kg
  4. カワイKG1 166 314kg
  5. ディアパソン 166 314kg

スタインウェイだけが図抜けて軽い


です。
スタインウェイ&ボストンのみ155-6cmです。
響板面積が「ワイドテイル設計」で166cmクラス確保出来るからです。

「ボストン弦張力が弱い」イメージ付けしたい スタインウェイ


しかし事実は違う。

【グランドピアノ】ボストンピアノ『パフォーマンス・エディション』のご紹介|島村楽器 ピアノセレクションセンター

パフォーマンスエディションより前の ボストンピアノ は「内リム 外リム 別成型のアメリカピアノ」だったので、弱い弦張力では音が小さくなってしまう


からである。

パフォーマンスエディション改定時、弦張力 & ハンマー & アクション は一切変更無し


は上記、島村楽器リンク先の通り。

ボストン パフォーマンスエディション は「リム」「駒」のみの変更だけで大変身した


のであった。
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