1/31シューベルト誕生日コンサート=佐伯周子 の全3曲の魅力
演奏曲順も決定した。ご来場頂く皆様に発表する!
ピアノソナタ ハ長調 D613+D612+D780/6 4楽章版新補筆完成版世界初演
34の感傷的なワルツ 作品50D779
即興曲集第2集 D935
本日「通し」を聴かせてもらった。ストレートな感想を述べる。
「4楽章大ソナタ」が1曲新たに誕生したかのような「舞踏ピアノソナタ = D613」
両端楽章(= 第1 & 第4 楽章)の「転調部分の改良」ばかり、これまで述べてきた 猫頭=私高本 だが、もっと大切なことは
曲全体のスケールが 1段 どころか、2段 も 3段 もパワーアップ!
の事実である。
3/4 → 6/8 → 3/4 → 3/8 と「3拍子系が続く!」
が、これは、交響曲ロ短調D759「未完成交響曲」でも指摘されている事実。「シューベルティアーデのワルツ」に浸ったためか? シューベルトは「3拍子系」にこだわりを持った作曲家であったことを、改めてここに記す。
「4楽章版」を「佐伯周子の演奏」で聴いて頂ければ、「シューベルトの意図」が納得頂ける、と確信した次第である。
「繰り返し時の装飾音満載 = 佐伯周子 の 感傷的なワルツ」
「これまでのシューベルト演奏経験」を反映させ、佐伯周子 が全力で「装飾掛けた」のが、今回演奏になる。面白い! 為になる!! ・・・と感じるのは、私高本1人だけだろうか? 「シューベルトの装飾技法」を熟知した 佐伯周子 の手腕を聴いて頂きたい。
「スケールの大きさ」と「歯切れの良さ」を両立させた 佐伯周子 の シューベルト「即興曲集第2集」
「表情濃い!」が印象深い。特に
「切れ」を要求するフレーズでの ペダリングの少なさ は(シューベルトの指示記号に忠実なのだが)唖然とするほど!
ここまで、できるのか!?
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