詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

日本の在野の偉人ー国宝『医心方』をたった一人で和訳した槙佐和子さん

2012年09月19日 | 食・環境
国宝『医心方』(唐代の漢籍)が40年振りにやっと和訳とか・・その快挙を成し遂げたのはなんともう80歳近い佐和和貴子さん。《医者の心は親心》・・以前ある漢方薬局で「貸してあげる」と言われたが、一目で僕の漢文知識では太刀打ちできないと思った

現在NHKラジオで対談中・・五穀で最上のものは黒ゴマとか
蕎麦は有害物質を防ぐ。葉は天ぷらにすると目耳を良くし、解毒作用もとか(殻なしがいい)・・
葡萄も様々な薬効が。
レタスも・・

ニキビには、卵を黒酢に殻ごと三日漬けて・・黒くなった白身と黄身で完治とか。一度もクレームが来なかったと槙さん・・もう80歳はとうに超えてる国宝『医心方』をただ一人で和訳した在野の日本の偉人!

バラモンの秘法(ヨガの秘法)の呼吸法も・・気付け薬は人糞とか。男の子の尿は・・何に効くのか聞きわすれた。
癌の治療や傷には、古い竈の土が良いとか(現在漢方jでも)・・納豆の解毒作用はお粥にすると効果あるとか。 




詩  踏切り

2012年09月19日 | 食・環境
通勤にはいつも
開かずの踏切りという難問がある
それがますますぼくの通勤を拒む

思い出の花が咲き乱れる春の踏切りや
風がかくれんぼする踏み切りを
思い出してはいつもやりすごすんだけど

踏み切りは
この世界で待ち受ける最後のもので
あの世へとぼくを誘う最初のもの
今日もまた日本のどこかの踏切りで
人身事故で不通というニュースがまたイヤホーンから

いつまでも永遠に
開こうとしないかのような開かずの踏切
その虚無の空間には
飽きることなく行き来するアキアカヘネ

原発事故以来は
いったいどんな大量の放射能まみれの雲
さらにそれに追い討ちをかける瓦礫焼却の煙
生きる先を見失ってしまったその踏切りから
そのまま遠い世界へダイビングしてしまった人々の後ろ姿が夕焼けになる

ぼくらの文明は
あまりにも人間の血を吸い込みすぎてしまい
最後の叫びに満ち溢れた血痕
開かずの踏切ばかりが増えてゆく日本低国