詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

樋口一葉での失敗・・

2013年03月11日 | 物語

樋口一葉よりも、その解説者和田芳恵自伝を先に読んだのが大失敗だった。一葉観がすっかり歪んでしまった。でも日本一エロい和田芳恵を読まないと、たぶん樋口一葉も読まなかったのに違いない・・育ててくれた母代わりの女性とのコブ巻き(着物を着たままの)や、懐かしい北大農場でイトコと死ぬまでヤリまろうと誓い実践シーンは生生しい

樋口一葉の政府発行紙幣の二千円札には失敗が色々あった。五千円札とつい間違ってしまって、お釣りがたりないとレジ女性に文句を言って・・恥ずかしくて、そのスーパーにはもう二度と行けなくなってしまった・・

子供の頃の夢はいつも、空を飛んでて墜落か、誰かに追いかけられて逃げるという夢だった。昨日久し振りに逃げる型の夢を・・追いかけてる方が圧倒的に強く、次々と防御網が破られる。何のために逃げ回ってるのかが分からなくなる。「もう駄目だ!」と大声で叫んだ時に目が覚めた

とても分かりやすい記事『被災地復興・被災者救援が遅々として進まぬわけ
』ー


 詩  世界

2013年03月11日 | 

ぼくらが切り刻んだ数だけ
世界は傷跡だらけの夕焼けになる
収奪がその本質の国家や資本
蛭のように血膨れてゆくその水平線が
一瞬だけ夕焼けの彼方にみえる

いくら傷つかないようにしようとしたって
不意の災害の後にはもう誰も見向きもしない
憐憫の陰にあらゆる差別が待っている
放射能は雨よりもしげく降り注ぎ
デフレ不況の上の増税ラッシュでは
もう誰ひとり場行きを免れることはできない

世界はいよいよ血に塗れた
札束と請求書だらけの世界になる
国家はいよいよ言論弾圧と軍需産業のために
憎しみに発火させた戦争を必要とする
戦争を最高のビジネスにする資本のため

ーこれはお前に殺されかけたときの頭の傷
 これはお前を殺しかけたときの腕の傷
 労災認定どころか
 クビの直後に刑務所が待っていたとは

夕暮れにまた
煮付け用鯖水煮缶を開けながら
「これもセシュウム汚染だらけか」と首を傾ければ
夕焼けはいよいよ紅い血飛沫を天空に撒き散らす
この美しい星テラのすべてを夢色に染めながら