先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

武田薬品の改革

2017年03月23日 08時43分57秒 | 日記
武田薬品が、社内改革をしようとしている内容が、報道されている。フランス人の社長、R&Dのトップもフランス人に据えた事がそもそもの驚きであったが、新たな目で見た問題点の解決は、なるほどと思う。

連結で2兆円の売り上げだが、湘南の研究所は、研究者1200名を抱える壮大なものであるが、それに見合う、研究成果がないように思えた。そこに、「わが社のR&Dの生産性は平均以下だ」と指摘。「競争激化の下、このままでは事業継続できない」と言う判断で、人員削減から、海外の研究会社との連携、組織改革が行われている。




日本の技術系の会社にあっては、技術者や研究者が重んじられている風潮が長く続いてきた。今でも、社長は技術系が多くなっている。しかし、技術系の人間がトップを占めている企業の多くは、市場にマッチしない製品・サービスを提供して会社を傾けさせている事が多い。

市場を重視して、サポート出身者や、営業出身者をトップに捨てた会社は、多くが元気が良い。

技術を重視する事は良い事であるが、市場にマッチしたサービスや製品開発に向かわせるのは、技術者では出来ず、サポートやセールスあるいは企画の人間であろう。




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システム会社はやたら、ICTを複雑化しようとしている

2017年03月23日 00時08分26秒 | 日記
これからは、今までにも増して、情報通信技術(ICT)が重要であるのは明らかであるが、システム会社はやたら、ICTを複雑化し、Cloudや、セキュリテウィ、IoT、データマイニング、AI、インターネット、などの大項目を細分化し、わけb\がわからないようにして、自社のシステムを売り込んでいる。

しかし、エンドユーザーにはそんな複雑な事を理解しても、売り上げが上がるわけでもないし、生産効率化が図れるわけでも、次期商品計画が立てられるわけでもない。

やはり、企業は、課題が何かを明確にし、それを如何に解決するかの能力を身につけるべきでICTは二の次。

システム会社の迷いごとに惑わされない事が肝心と思う。

たとえば、IoTといって、なんでもインターネットから操れる様なことを、システム会社や評論家は言うが、遠隔地にある、植物工場何のことはない大型ビニールハウスだが、それを管理できるIoT何にも出来ていない。エンドユーザーは、仕立てでIoTを欲しいのではなく、吊るしで、IoTを欲しいのである。IoT専門のシステムやなら、ビニールハウス用のIoT、焦点用のIoT、製造メーカー用のIoTなどを出してほしいのである。まだ、IoTと言いながら、実用化はまだまだである。

クラウドでもやたら複雑にして、最近はステルスクラウド、ハイブリッドクラウドなど勝手な造語を評論家やシステム会社は作り出している。クラウドとは何のことない、インターネットからアクセスできるアプリケーションサーバーの事である。


企業にとっての重要な事はやはり課題を捉えることで、ICTは二の次。

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