先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

人口4億人の「中国ミレニアル世代」

2017年03月29日 23時02分20秒 | 日記
Forbesに表題の報告書が出ていた。

中国では1979年に一人っ子政策が導入され、最近まで続いた。中国で現在19~35歳の人々は、一人っ子政策で生まれた人々で「小さな皇帝」とも呼ばれ、両親の愛を一身に受け、特権的な環境下で育っている。

中国のミレニアル世代は西側諸国のような学生ローンに苦しむことは無い。両親や祖父母の世代がある程度裕福の場合が多いため、収入の全てを思いのままに使える。

それゆえ、要求水準が高い中国ミレニアル世代

このような環境が中国のミレニアル世代の人格形成に影響を与え、消費者として見るとかなり手強い存在となった。彼らは要求水準が非常に高く、良い商品やサービスが迅速に供給されることを求める。

中国のミレニアル世代はインターネットとソーシャルメディアとに習熟していて、中国人が西側の人々以上にWeiboやWeChatなどのSNSに依存している。


中国のミレニアル世代は多様な側面を持っている。自己陶酔的であると同時に高い社会意識を持っている。愛国的であると同時に西洋化された価値観を持っている。古い世代に比べると個人主義的な意識が強いが、承認欲求や周囲と融合したい思いも強い。

消費者グループとして見た場合、中国のミレニアルは最も将来が期待できる世代だ。彼らは世界の小売業の未来に最も大きな影響を与える集団と言えるという。


あと10年すると、中国の指導者層は、以上のような ミレニアル世代が占める事になり、交渉の場でもそういう人たちの思考方法を理解しておいた方がよさそう。



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これからの小売業、どうなる?

2017年03月29日 20時23分00秒 | 日記
綜合スーパーや百貨店の売り上げが落ちて、コンビニが伸びていると言う。


流通業全体としては、年間35兆円くらいのきぼ。


小売業としては、ほぼ一定である。



小売の形態としては大きな変化が起きている。



上の図で見られるように、綜合スーパーや百貨店の落ちた分をコンビニ、EC(ネット・ショッピング)そしてドラッグストアーが食っている。量販店が含まれていないが、ネットショップに押されている。綜合スーパーにしろ、百貨店にしろ、売り場面積が広くてなんでもあるのが個々の商品の訴求がなく、専門性がないと思われている。

綜合スーパーは売り上げが落ちているが、食品スーパーは売り上げを伸ばしている。食品スーパーは専門性があるからと言えよう。

また、意外に、ドラグストアが、急増しているが、これも専門性が高い。

また、ECもおおむね専門性が高い。では、売り上げが伸び続けているコンビニはどうだろう。殆どのコンビニは、飲料、惣菜、化し、弁当が主で70%は占めている。日用雑貨、雑誌、タバコは精々全体の3割で、その意味では、食品ミニスーパーと位置付けられる。

結局、高利の決め手は専門性が一番おおきく、次に急増しているECやドラッグストアーが示す様に価格であろう。

となると、コンビニは、ドラグストアや食品スーパーに比べ値段が2,3割高く、これからは今までのような成長が無くなるのではなかろうか? Amazon Goのような大胆な自動化をし、コストを下げないと市民から見捨てられるのは必至。




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サバだけで勝負,年商約10億円へ

2017年03月29日 18時54分33秒 | 日記

東洋経済に、サバだけで、大成功している、大阪府豊中市の「鯖や」というサバ寿司屋さんの話が出ていた。1カ月前から予約しないと食べられず、それも出てくるお魚は、サバだけ。全国13店舗、シンガポールにも出店して、業容を拡大している。

素晴らしいのは、美味しいだけではビジネスにならないのは常識で、それで、色々なアピール方法を考案している。

例えば、サバずしを宅配するバイク「サバイク」で街中を走ったり、テーマソング「サバばばーん」を制作してお店で流したり。

さらには、改装費500万円で移動販売車「サバス」を製作。車内に調理スペースを設け、イベント会場での直販したり。このほか、小学生を対象に食育活動に地道に取り組む一方、大量のアンケートを集める会社でもあります。「節分に恵方巻を食べる習慣がありますが、3月8日にサバずしを食べてもらうことももくろんでいます」

普通でない発想は、クラウドファンでウィングの活用である。「とろサバを世界ブランドに」と銘打って、2013年9月から「とろさば料理専門店SABAR(サバー)」の出店費用1788万円を募集しました。1口3万円で3万3000円が返ってくる仕組みで、サバずし3150円相当ももらえます。無事目標額を達成し、福島店がオープンします。


サバ料理が得意で、周りのだれもが美味しいと思ったそうで、普通ならそれで地域の鯖の美味しい店で小じんまり、まとまってしまうのだろうが、このおいしさを多くの人に知ってもらいたいと言う発想がすごい。



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