先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

アップル、グーグルの成功は「優秀な社員」でなく「戦略的人員配置」だ!

2017年03月24日 13時27分26秒 | 日記
Wiredという米系のニュース社が、ボストンのコンサル会社ベインアンドカンパニーの評価を掲載していた。

「アップルやグーグルなどでは、全従業員のうち16%が高いパフォーマンスの社員であるが、他企業でも15パーセントで、大差ない数字」と。「この数字からもわかるとおり、エリート社員の割合をみれば企業間に大差はない。しかし、企業全体のパフォーマンスを見ると、前者が後者をはるかにしのいでいる」

企業全体としての生産性は平均よりも40パーセント近く高いという。

それは、ひとえに戦略的人事配置によるとベイン&カンパニーは説く。トップ企業は会社の戦略や業績に大きな影響を与えるクリティカルなポジションに高スペック社員を集中的に配属します。その割合は該当する部署に存在する全ポジションの95パーセントにも達するほと説明する。


アップルは、600人のエリート社員を動員して2年足らずで『iOS 10』を開発し大成功を収めました。対照的に、マイクロソフトは10,000人もの社員を動員し、5年以上もかけて『Vista』を開発したにもかかわらず、最終的にサポートを終了することになったのです。

なかなかの卓見と思う。



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仕事中に多少の遊びを入れたほうが効率が高い!

2017年03月24日 09時28分28秒 | 日記
WIREDと言うアメリカのオンラインニュースがMITのHumans and Automation Labの表題の研究結果を載せていた。

この研究では被験者にコンピューターシミュレーションを使った作業を行わせ、その生産性を計測。高い生産性を出した被験者は、4時間の実験のうち最大で30%ほどの時間をほかの目的に使っていたことがわかったという。

実験のシステム:


シミュレーター上で4台の無人航空機を同時にコントロールし、敵の可能性があるターゲットを見つける事で、ターゲットを見つけたとき、敵対的行動と友好的行動のいずれかをとらなければならず、敵であると判断した場合は、これを撃ち落とすためにさらにコマンドを入れる。撃ち落した敵の数が多くなるほど、より多くのポイントをもらえるもの。

高得点者は携帯電話をチェックしたり、食べたり、本を読んだりに、命じられた作業以外の30%ほどの時間を使っていたと言う。最初から最後まで作業に集中し、高得点をとった人も一人だけいたが、この点数も途中でサボっていた他の被験者と大差はなかったという。


本業の合間の30%に遊びを入れた方が生産性が上がると言うこの研究結果は、サボりたがり屋には嬉しい話!


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