先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

小型の星に「怪物級」巨大惑星、600光年先に発見

2017年11月01日 15時29分20秒 | 日記

 

英ウォーリック大学が公開した、巨大惑星「NGTS-1b」(左)と主星の想像図(2017年10月31日公開)。【翻訳編集】 AFPBB News


 見つかった惑星は、太陽の半分くらいの小さい恒星の周りを回っており、惑星の大きさは恒星の半径の4分の一で、恒星と惑星の大きさが近く、これほど小型の恒星の周囲では、木星のような巨大惑星が形成されることはないというのが長年の定説だったが、今回のガス状巨大惑星の存在はこの説を揺るがすものだ。

 惑星は、銀河で発生する大規模な爆発の名残のガスと塵(ちり)が集まって新しい星ができ、その星の周りを残りの物質が円盤状に回転・凝集して塊となると考えられている。

 今回の発見は12台の望遠鏡を連動させる干渉計を用いて走査観測を行い、恒星が発する光の減光を見つける。この減光は地球から見て、恒星の前を惑星が横切っていることを示している。

 英国王立天文学会月報(Monthly Notices of the Royal Astronomical Society)への掲載が予定されている論文の主執筆者で、英ウォーリック大学(University of Warwick)のダニエル・ベイリス(Daniel Bayliss)氏は、AFPの取材に「NGTS-1bは半径が主星の4分の1ほどあり、主星との比較で見ると非常に大きい。それに比べて木星の半径は太陽の10分の1ほどしかない」と語った。

 研究チームは、NGTS-1bの大きさや位置、質量などを調べるために、この巨大惑星の重力の影響で主星がどの程度「揺らぎ」を起こしているかを測定した。

 その結果、NGTS-1bが主星に非常に近い軌道を公転していることが分かった。軌道距離は地球と太陽の間の距離のわずか3%で、公転周期は2.6日。これは「NGTS-1bの1年の長さが地球の2日半に相当する」とされた。

 NGTS-1は、宇宙に最も多く存在する恒星のM型矮星(わいせい)に分類される。このことは、予想外の巨大ガス状惑星がさらに多く見つかる可能性があることを意味していると、研究チームは指摘した。【AFPBB News】

12台の望遠鏡による干渉計を用いての観測結果であることは、近年の天文学上の発見は、艦測位技術の進展によるものと断定できる。


トヨタ、全個体電池を2025年までに完成とのこと

2017年11月01日 01時40分34秒 | 日記

 トヨタ自動車は、2025年までに、「全固体電池」を提供するという。

リチウムイオン電池は日本ではじめて実用化された電池で,正極にコバルト酸リチウム,負極に黒鉛,電解質に有機電解液を用いているが、不安定で時々火を噴いたりすることがある。2000 年ごろは,日本の電池メーカーの小型民生用リチウムイオン電池の世界シェアは9 割を超えていたが,近年は韓国,中国勢が台頭し,2011 年第4 四半期では,日本の電池メーカーが韓国メーカーにシェア1 位の座を奪われてしまった.その中で、,全固体電池が注目されている.全固体電池は可燃性の有機電解液を不燃が高く,電極活物質とのあいだで界面形成が容易な固体電解質の開発が行われている。

EV車における課題の一つにバッテリー寿命がある。まだ、通常にのz0まれる寿命は達成していないとされている。

 

全個体化にすることで、

1.走行距離が大幅に伸びる。ただ、すでに一回の充電で4,5百km走行できるので、アクセプタブルかと思うが。

2.安全性が高くなる。

3.生産コストが安くなる。

4.電池の大きさが小さくできる。

現在のLi電池も安全性の改善は進められており、全固体電池ができるまで待つ必要はなさそう。欧米の自動車メーカーは、着々と自動運転技術やEV量産車の開発を進めているというのに、電池の開発は必要ではあるが、EV車の開発も行わないといけないかと思うのに、トヨタ大丈夫なのかなあ?!