日経によると、『中国 ハイテクで存在感 シェア首位12品目、日本抜く』。最近の中国を見ると、中華思想一辺倒で、世界各国とフリクションばかし起こしている。同じアジア人が頑張っているという思いにはなれない。
以下、日経の記事:::::::::::::
内需をテコに、世界のハイテク市場で一段と存在感を高めている。日本経済新聞社がまとめた2019年「主要商品・サービスシェア調査」で、中国は電子部材など前年より2品目多い12品目でトップシェアを獲得した。日本を逆転し、国・地域別で2位になった。米中対立の逆風下でも中国企業は価格競争力を生かして、25品目でシェア首位の米国勢を追っている。(詳細を13日付日経産業新聞に)
イブニングスクープ
翌日の朝刊に掲載するホットな独自ニュースやコラムを平日の午後6時ごろに配信します。調査対象は74品目。このうち中国勢は、スマートフォン向けの中小型液晶パネルと電気自動車などにも使うリチウムイオン電池向け絶縁体で、いずれも日本企業から首位を奪った。中小型液晶で京東方科技集団(BOE)がジャパンディスプレイを、スマホや電気自動車に搭載されるリチウムイオン電池の性能を決める絶縁体では上海エナジーが旭化成をそれぞれ上回った。
パソコンではレノボ・グループがシェア24.2%と18年比1.2ポイント伸ばして、18年に同率首位だった米HPを超えた。
米政府が事実上の禁輸措置などをとった華為技術(ファーウェイ)も勢いを保った。スマホのシェアを17.6%と2.9ポイント伸ばし、初めて米アップルを抜いて韓国サムスン電子に次ぐ2位についた。米調査会社IDCの最新統計では、ファーウェイのシェアは2020年4~6月期に20.0%と前年同期比2.3ポイント増えて四半期ベースで初の首位に躍り出た。
5年前のスマホ市場はサムスン電子とアップルで39%の世界シェアを握り、ファーウェイは5%台にすぎなかった。19年はファーウェイと小米(シャオミ)、OPPO(オッポ)の中国3社で計35%を占め、主役は交代しつつある。
携帯電話の基地局でも、首位のファーウェイは19年にシェアを5ポイント近く伸ばして世界出荷額の3分の1を押さえた。高速通信規格「5G」投資で新興国開拓にも走り、米国などの強い警戒感につながっている。
長引く米中対立がファーウェイの逆風になった品目もある。通信機器のルーターでは、世界シェア64.7%で首位の米シスコシステムズが2位のファーウェイとの差を5ポイントほど広げた。
米国勢はサーバーやクラウドサービスなどIT(情報技術)関連の主要インフラで首位を堅持。仮想現実(VR)ヘッドセットもフェイスブックがシェアを伸ばして31.4%と、ソニーを抑えて首位に立った。
20年の見通しを各調査会社に聞いたところ、中国企業は自国の公共投資や新興国市場を取り込み、ファーウェイの携帯基地局などトップ企業のシェアは維持されるとの予測が目立つ。
ハイテク以外でも、新型コロナウイルスの流行が世界経済に打撃を与える中で中国勢が生産回復を急ぎ、シェアを上げる動きが出ている。
粗鋼生産量のシェアでは19年に2位の宝武鋼鉄集団が買収効果で5.1%と、首位の欧州アルセロール・ミタルを0.1ポイント差まで急追。世界鉄鋼協会によると、20年1~6月は世界64カ国・地域別の粗鋼生産量(速報値)で主要国では中国のみ増えた。
ただ、先行きには不透明感がある。20年は米国による中国ハイテク企業に対する封じ込めが続き、スマホや監視カメラなどで欧米の採用見送りが広がる可能性がある。21年にかけて、ハイテク分野の部品調達が厳しくなり、中国勢に逆風が強まるとの見方もある。
世界の主要商品・サービスシェア調査は各調査機関の推計を基に、18年と19年のシェアを算出して比較した。
(データは2019年。人材派遣のみ18年)