先端技術とその周辺

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微生物、宇宙空間で3年生存 東京薬科大教授ら発表

2020年08月28日 07時19分40秒 | 日記

 

AFPによると『微生物、宇宙空間で3年生存 東京薬科大教授ら発表、生命地球外起源説に信ぴょう性か』という。これが一般的に言えるとなると、地球の生命、地球上で発生しなくてよいということになる。アミノ基が地球圏外で作られそれが地球上に舞い降りてきて生命発生につながったというのが従来の説であった。

微生物、宇宙空間で3年生存 東京薬科大教授ら発表、生命地球外起源説に信ぴょう性か
地球の大気圏上に広がる星空。米航空宇宙局(NASA)提供(2020年1月5日入手、資料写真)。(c)AFP PHOTO /NASA/HANDOUT

【8月27日 AFP】日本の研究者らが微生物の放射線耐性菌を宇宙空間にさらす実験を行い、少なくとも3年生き延びることを確認した。無防備の状態でも生命が地球と火星の間を移動できる可能性を示した形で、論文は26日付の学術誌「Frontiers in Microbiology」に掲載された。

 実験に携わった研究者らは結果について、微生物が惑星間を移動でき、飛来した先で生命の起源となるという「パンスペルミア説」に信ぴょう性を与えるものだと説明している。

 研究者らは説を実証するため、デイノコッカス・ラジオデュランスと呼ばれる細菌を地球から高度400キロの国際宇宙ステーション(ISS)の外の宇宙空間にさらした。

 宇宙空間という厳しい環境に加え、強力な紫外線、さらには大きな気温差にも耐え、菌の一部は3年後も生存していた。

 論文を執筆した東京薬科大学(Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences)の山岸明彦(Akihiko Yamagishi)名誉教授はAFPに対し、研究室での実験から細菌が生き延びるだろうとは思っていたものの、実際に生きたまま戻ってきたときには安心したと語った。

 山岸氏はまた、研究結果により細菌が火星ー地球間の移動に耐えられる可能性が示されたと指摘。生命の起源は地球上で発生したと誰もが考えているが、他の惑星が生命の発祥地である可能性もあると述べた。

 山岸氏らの研究チームは、細菌をより強力な放射線にさらすために放射線帯「ヴァン・アレン帯(Van Allen Belts)」の外でも同様の実験を行いたいとしている。(c)AFP


ホンダEV「Honda e」、451万円???

2020年08月28日 06時36分43秒 | 日記

日経が伝えるには、『ホンダ量産EV「Honda e」、「開発費は回収できない」』という。そして、日本での販売価格が451万円。日産リーフが300万円台で買えるというのに、一体どうしたことだろうか?

 
「どうせ開発費は回収できない」と開発責任者が発言したという。そしてそれは、「欧州の排ガス規制に対応するためにEVの開発が必要になったのがきっかけだった」という。そうは言いながらも、次世代の本田EV 車のベースとなるような設計をしていて、12.3インチデウィスプレー5枚を
運転者パネルに使うというメカが新設計という。しかしPC屋からすればそれが451万円もかかるのだろうかと言いたい。
 
やはりホンダもおかしくなったのだろうか?
 
図1 ホンダが2020年10月30日に日本で発売する量産EV「Honda e」
図1 ホンダが2020年10月30日に日本で発売する量産EV「Honda e」
日本での価格は451万円(税込み)から。年間販売台数は1000台を予定する。(撮影:日経Automotive)
 

 同社はHonda e向けにEV専⽤のプラットフォーム(PF)を新たに開発した。適用できる車両セグメントは「Bセグメントの小型車」(同氏)に限定されるという。しかも、Honda e以降にこのEV専用PFを適用する車両の開発については「まだ決まっていない」(同氏)のが実情だ。

 莫大な投資額が必要になる新PFの開発にも関わらず、Honda eへの適用だけを決めてホンダはなぜ走り出したのか。同車両の開発責任者である一瀬智史氏(同社四輪事業本部ものづくりセンター完成車開発統括部車両開発二部開発管理課シニアチーフエンジニア)によると、

 

 欧州では、2021年からCO2排出量を平均95g/km以下にする規制が始まる。達成できない場合は、規制値を1g/km超過するごとに、「95ユーロ×販売台数」の罰金を求められる。英PA Consulting(PAコンサルティング)の試算では、ホンダに課せられる罰金は3億2200万ユーロ(1ユーロ=125円換算で約403億円)と大きい。

 罰金額を少しでも減らすため、自動車メーカー各社は走行中に排ガスを出さないEVの投入を進める。ホンダは、Honda eを欧州では戦略的な価格で販売することを決めた。例えばドイツでの価格は3万2997ユーロ(約412万円)からで、EVへの補助金を踏まえると300万円前後での購入が可能である。451万円からに設定した日本での販売価格との差を見れば、欧州市場への力の入れ具合が分かるだろう。年間販売目標は、欧州で1万台、日本で1000台だ。

 

吹っ切れたホンダ、5枚のディスプレーで「Sクラス」超え

 

 排ガス規制対策という役割を主軸に開発したHonda e。損益分岐点を超えることを想定していないことを逆手に、「他の車種にも使える機能や技術をこのクルマの開発費に乗せて開発してしまおう」(倉知氏)と考えた。開発責任者の一瀬氏はHonda eを「ホンダの未来を提案し、先進性を示すクルマ」と位置付け、多くの新機能を盛り込んだ。

 その吹っ切れた様子がはっきり表れたのが、5枚ものディスプレーを横一列に並べたインスツルメントパネルだ(図3)。

図3 Honda eの内装
図3 Honda eの内装
(撮影:日経Automotive)

 12.3型のセンターディスプレー2枚を中心に、運転席側にはメータークラスターを、両端には電⼦ミラー用のディスプレーを配置した。日産自動車の新型EV「アリア」やドイツDaimler(ダイムラー)の旗艦セダン「Sクラス」なども12.3型の大型ディスプレーを2枚搭載しているが、Honda eはさらに多くのディスプレーを配置して独自の車内空間を提案した。