山梨と和歌山で3日午前、最大震度5の地震が起きたので、一斉にマスコミが取り上げている。ただ、和歌山の地震は気象庁や地震研究者によると、今回の地震は陸側のプレートの内部で、震源の深さは18キロ。南海トラフ巨大地震は、海側と陸側とのプレート境界の深さは推定約30~40キロの場所だから、直接の大地震にはならないだろうという。
日経がまとめた地図でもそれは理解できる。
山梨の地震群発生地も、震源は山梨県東部・富士五湖の地下19キロメートル。周辺では10年前後の周期でマグニチュード(M)5程度の地震が繰り返し起きている。記録が残る1919年以降では震度1以上の地震は330回以上、震度4以上に限っても15回起きている。南海トラフ大地震には直接関係しないと気象庁は言うが、山梨の地震は、相模湾トラフと南海トラフそして日本海プレートと北米プレートの境界で起きており、指揮者が言うように関係がないとは言い切れないように見える。いずれにしろ、関連する地域の住民、災害対策はするに超すことはない。