三菱重工業が2018年10月末、小型航空機MRJ(三菱リージョナルジェット)の開発子会社・三菱航空機に対する2200億円規模の金融支援を打ち出した。MRJの開発は2008年に着手、2013年に初号機を全日本空輸(ANA)に納入するが、5度、延期。現在の納入予定は2020年。その間、開発費用が当初予定の約4倍の約6000億円まで膨らみ、三菱航空機の財務悪化の要因になった。
MRJは一時、航空会社から最大447機の受注を得たが、たび重なる納入延期でいくらまで有効なのかは、出荷日が確定するまでは不明だろうし、競合も時間が茶つに連れ厳しくなっている。
中距離ジェット旅客機MRJは、エアバスがカナダ・ボンバルディアの小型機事業を買収し、ボーイング がブラジル・エンブラエルの小型機事業の買収。し烈な競争が始まっている。しかも、三菱航空機、開発遅れから、アメリカやカナダの航空技術者を雇用しはじめ、それが機密情報不正入手でボンバルディアやボーイングから訴訟をされている。
三菱重工は旅客船でも巨額の赤字をでして事業放棄したり、原発でも手を出そうとして失敗したり、自動車でも結局、日産のゴーン社長の支援で生き延びている。充電の東芝もおかしくなって再建の道も見えていない。そうなると重工業を担っているのは日立一社のみ。三菱重工や東芝の失敗は何であったのか?日立もリーマンショック時点では厳しいかったはずであるが、立ち直っているが何故立ち直ったか?
日本の製造業、重工業だけでなく、品質不正報告など次々に問題が表面化している。
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