本日付けの日経新聞が報道した事によると、中国は、台湾のTMSC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co.)から3倍の給料を出して、3千人もの、逸材を引き抜いて 中国のSMIC(Semiconductor Manufacturing International Corporation)の幹部として働いてもらっていると言う。特にTMSCのトップだった人物が、引き抜かれて、SMICのCo-CEOに就任、その際、TMSCの諸々のノウハウを盗んだと言う事でTMSCがSMICを訴えていた事は業界では良く知られていると言う事。
で、日本にとって問題なのは、先日、東大総長がTMSCと半導体開発で共同開発をする契約を結んだと言う事。
①最初に感じたのは、今更同じような民族の中国系とジャポネーズが頭を捻っても奇想天外の発想は出ないのにと思った。
②むしろ民族が全く異なるインドと共同開発を持ち込めば、面白い発明が出来るのにと。
東大とTMSCとの半導体共同開発には、魅力が無いと感じていたところに、日経の今日の記事を見て、仮に東大・TMSC共同開発が成果を出しても、中国を利する事があっても、日本の半導体産業には利を齎さないのではと思う。TMSCの状況はちょっと調べれば直ぐに分かるのに、何故、共同開発をしようと言うのか? 全く理解しがたい。
もし、この共同開発が、日本の半導体産業に貢献できなければ、東大総長は、国民に不利益をもたらし、それは犯罪行為にも等しいと思う。
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