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介護予防は、快娯から その2

2006年07月21日 | 健康・病気

最後まで介護されなくて、快適に楽しく、生涯を送ることが出来ればハッピーこの上なし。

介護を受けなくて済むよう心身のコントロールを、日常に心がけることが、介護予防と言えるのではないか。

そこで介護と言う字を、快娯に置き換えてみては如何だろう。

先ず快(かいは、こころよい)より始めよ。

こちら「隗より始めよ」は、中国の故事(戦国策・燕策) 自らやってみよ と言うことか。

快、快適、快眠

一つ目の快は、努めて、衣食住にバランスの取れた生活をする。

豪邸に住み、グルメな食事、豪華な衣裳をと言うのではない。

人間、足るを知ると言う。自分なりに満足できれば最高。清貧は好まない。清品と言いたい。贅をつくすのでなく、生活の質を高める。

二つ目の快は、快眠。

ぐっすり眠れること。加齢とともに睡眠時間は長くなるが、夜中トイレに行ったりで熟睡できない。自分にあった適度の運動で快い疲れの中で、ぐっすり眠り朝は早めに起きて寝覚めの良いこと。

そのほか、心と体に快いことを見つける。

そして、快・娯であるが、楽しいことの追求。  つづく。


介護予防は、快娯から その1

2006年07月21日 | 健康・病気

ここしばらく、老犬の介護に追われている。爺も婆も大変。齢15年(人間の年齢にして、80歳前後)メス、ミックス犬。今年になって、頬に、腫瘍が出来て動物病院の先生は老犬で麻酔かけたり手術は出来ないと、見放される。

悪性の腫瘍で、癌との宣告をうける。 いっとき死ぬかと思うほどの弱りようであったが、お粥を、かみさんが煮て、手で食べさせて幾分回復。

食欲も出てきてドックフードをお湯でふやかし、やはり手で食べさせる。 えさ箱に頬の痛いところが当たるので、手にのせて、手から食べさせる。少しずつにして、回数を増やし元気なときのほぼ全量に近いほど食べるようになった。 転移すると言われていたが、今のところ内臓には影響は無いようだ。

15年同居のペット、家族を和ませ、癒してくれてきた愛犬モナ、大変でも介護をつづけ最後を看取ることになるであろう。物言わぬ動物ゆえ態度や病気の様子を観察しながら対処する。

はからずも、犬を通じて「生、老、病、死」を考えさせられる。

犬の介護でこれほど大変なのだから、こと人間ともなれば生やさしいことではないのだと思う。

介護の世話に加えて、精神的なストレス、愛憎の問題もからみ、どろどろの生活を強いられるであろう。 介護保険や福祉のサービスがどの程度機能するものであろうか。

私の祖母は明治、大正時代の人で昭和46年88歳でなくなった。

「若いころから、隣近所の独居老人の、下の世話(排便、排尿などオムツをかったり、汚れ物洗ったり)を、数多くやってきて、自分は歳をとっても、人の世話にならないで死にたいと常々申しておりました。」

「介護とか、福祉とか、ボランテアとかの言葉も無かった時代、6人の子供を抱えた未亡人が、心から他人の難儀を救いたいと一生懸命やってきて、88歳の夏、願い通り誰の看護も受けることなく、ぽっくりと亡くなりました。」

何が言いたいかというと、介護以前の問題、介護の予防と言うことだ。

介護予防は、快・娯と言うこと。いよいよ本題は、次につづく