ぽかぽかと行きましょう

急がず、後れず。自分の歩幅でぽかぽか行くようなブログです。

すわ、「爺問題」

2006年11月22日 | 一行法師

内閣府は、21日「世帯類型に応じた高齢者の生活実態等に関する意識調査」の結果を発表した。

「独居高齢男性 地域で孤立」。「親友なし」41%女性の2倍。(22日 読売新聞2面)

かって働き蜂だった男性は、つり仲間とか、ゴルフ付き合い、カラオケ仲間、飲み友達などのサークルにも入らないで孤独の人も多い。

爺と婆の比較で行けば、婆(女性)の方が、たむらして勝手にタウンミーティングしている(やらせでなく)。昔から井戸端会議は、お手の物。

そこえ、いくと爺(男性)は、お互いにけん制しあって容易に付き合いのきっかけがつかめない。

昔の某ビール会社のCMで、「男は黙って○○ビール」と言うのがあった。男らしさの象徴、三船敏郎だったと思う。

男は寡黙をもって良しとした。爺になっても孤高を貫く頑固者だ。

バスツアーも女性の団体様、街のコーヒーショップも5、6人のグループで占拠する。家事や子育てから解放されたばばさま方は、羽をのばして、趣味やショッピング、ツアーに繰り出す。

一人暮らしの爺は、マンションの一室に入ると近所付き合いもなく、「隣は何をするひとぞ」になり、秋深しをしみじみ味わうしかない。

今思うに、昔の爺さんは、隠居さんで隣近所はもとより、在所中行き来していた。

自分は小さい頃、おばあさん子で過ごした。(父母は戦前中国へわたっていたので) 祖母のことは以前このブログで紹介したが。(06・7・21介護予防は快娯から その1)

祖母は未亡人の婆だったので、近所の爺たちが、気楽にお茶のみに来た。

大きな火鉢と、四角い ちゃぶ台を囲み、さながら爺サロンであった。

から茶で一服、皆さん煙管と煙草入れで、きざみ煙草をキセルにつめては火鉢の火でつけて、ぷかぷかふかし、とり止めのない話をして帰った。 それだけの気晴らしで、婆と違って嫁の悪口を言うでなし、たまに祭りの団子餅を食べるくらいであった。

現代も、居場所のない爺のサロンを開くママさんいれば救われるか。

今日の「爺問題」でした。


グラデの秋

2006年11月22日 | 一行法師

我が庵の小庭(こにわ)にも晩秋の気配い。

楓が色づき もみじも はらはらと、黄色い小菊のひとむら、百日草は二、三本くり返し花をつけ、陽は穏やかにして、梨畑のノラは横たわりて毛づくろいに余念なし。 鳥きたりて目をやれば笹鳴きして枝わたる。 まこと、小春日とは、このようなことなんでしょうか。

晩秋から初冬への、グラデーションの移ろい。


小雪と小雪

2006年11月22日 | 一行法師

小雪(ショウセツ)と小雪(コユキ)

今日は、暦の二十四節気の小雪(しょうせつ)にあたります。

旧暦十月亥(い)の月の中気で、新暦11月22日~23日ごろです。冬もやや進んで、北国から初雪の便り聞かれる候です。(高島易断所本部編纂東京神宮館蔵版)

カレンダーの他に そろそろ一冊あると良い来年の暦ですね。

一方 小雪コユキ)はモデルで女優の小雪さん。今大型液晶画面のテレビのCMでお目にかかります。ドラマでもクールで優しい役をこなしていましたね。

名前に「小」が付くと可愛い女性のイメージです。

小町にはじまり、小春、小梅、小太郎、小百合、小泉(ウン?何でコイズミ。もう古泉じゃなっかった?)

今日は小春日和、明日は天気は下り坂、小雪とは、雨が寒気で雪に変わる頃を言う。とNHKFMのお姉さんが放送で今言ってますよ。

何でも「小」をつけると、可愛いとはならないから注意して ご使用ください。 「小憎らしい小娘」のような使い方は決してなさらないでください。けたぐり喰らって転倒する恐れがあります。(使用上の注意)